9夜は続くよ、しずくの大作戦
・ω・おまけ的な話しです。
< しずく視点 >
皆で瞑想してると、ゆーに〜の方から「くかーくかー」って聞こえてくる、ふふっしょうがないお兄ちゃんだ。
なんか、掴めそうって感じたら体がぽわっと光った。
「うひゃっ?」
「わぁ〜レベルアップです! おめでとうなのです!」
やったね!
あ! 次の魔法は土魔法かーやったよ〜!
「ありがとう! さーやたん、土魔法を覚えたみたい!」
「ふみゅー! す、凄いです!」
この魔法なら、もしかして念願のお風呂に入れるかも!
「ふみゅ〜ん、お、お風呂! 私も入りたいです!」
「うんうん、ゆーに〜も喜んでくれる様に頑張っちゃおー」
「わ、私も頑張ってお手伝いするです!」
二人で瞑想失敗中のゆーに〜を起こさない様にベッドに送る、寝ている顔に少しいたずらして、アジトの横に移動する。
むむっ『土!』
周りの土がゆっくり集まって来る。 思った通りに動くけど結構しんどい。
さーやたんに魔力回復を掛けて貰いながら何とか形になった!
下に薪を入れる場所も作ったし、三人で入れるサイズだ、我ながらなかなかの出来だと思う。
「や、やりましたね」
「うん、あははっ」
お風呂の周りに簡単な壁を作りながら、さーやたんが石鹸の代わりになる葉っぱが有ると教えてくれた。
「明日その葉っぱ見つかるといいなー」
「ふみゅー、結構何処にでも有るので直ぐに見つかると思うのです」
「やったー後は薪かなー?」
「はい! 明日の探索でいっぱい集めるです!」
明日、皆で入ろう! ゆーに〜も喜んでくれるといいな。
・ω・次回!北に‥です!