14ダンジョンマスターと能力娘
・ω・第一章ラストです
ちくしょー家の子はなんてかわいいんだ。
ほっぺたなんかぷにゅんぷにゅんだ。
「パパっ、くすぐったい」
ふぉーう! 今ヒゲをじょりじょりする全国の親父の気持ちが理解できました!
「ほれほれ〜」「きゃあー」
「おい! 底抜けの馬鹿」
ひどい、いつもより優しさが足りない。
「どしたの?」
あ、ガイたんもぷにぷにしたい?
「違う!」
またまた〜
「そのなんだ、それは連れて行くのか?」
ガイたんひどい!それって!
「そういえば、名前! なんだろう?」
名前わかる? って聞いても顔を横にぶんぶん振る。
「なまえ……なまえか〜」
「ちょっとまて、お前――あぁ! な、泣くな、じ、じょうちゃんはダンジョンマスターかな?」
「うん」
「そ、そうか…もう任せた」
ダンジョンマスターなのかー凄いよー家の子凄いんですよー!
「かわゆい〜! しずくおねーさんですよ〜」「ほわ〜んほっぺたつんつんです!」
兎っ子達が我が子を撫で回す、こっそりガイたんも、ほっぺをさわっていた。
「名前かー、よし! ダンジョンマスターの可愛い子でダンプリコはどうだろう?」
……あっ、目を逸らした。
「ゆーに〜ひどい」
「それはあんまりです!」
「ダンプリコて!」
くっ駄目か。
「じ、じゃあユウの子でユウコは?」
ゆーこ(仮)の目がキランと輝く。
「ゆーこ! ゆーこがいい」
おぉ、お気に召された様だ。
「ゆーこたん、かわいいですよ〜」
帰りはゆーこたんを抱っこしながら安全に帰る。
「ってゆーこたんダンジョンから抜け出して大丈夫かな?」
「うん、パパと一緒!」
あぁ一緒だ、一生一緒だ絶対嫁にはやらんよ!
「おい馬鹿、そのゆ、ゆーこちゃんだがな」
「うん、抱っこしたい?」
「あぁ、って違う! そのなんだゆーこちゃんはどれくらいあ戦えるんだ?」
「ゆーこ、わかんない」
だよね〜、うん、ゆーこたんは戦わなくても、ぱぱが守るよ〜。
「ふむ、なら――これを倒せるか?」
ガイたんが狼を捕まえて来た――って、無理じゃね?
と思ったら口がカパッと開き狼をぱくり。
「おぉ〜凄いぞー、でもお腹壊さないか〜?」
「恐いわ!! ちょっとちびるかと思ったわ!」
「はわわ」「ふ、ふみゅ」
「うーんしょうかするのじかんかかる〜」
「ゆっくりでいいよ、無理そうなら、ぺってしちゃいなさい」
「は〜い」
その後ダンジョンを出てアジトに戻ってる途中てゆーこたんが「しょうか、できました!」と報告が入った。
よくできました! えらい! 凄いよーと褒めちぎる。
「うーん――えいっ」
ポンッといって変身した。
狼っ子である。
皆でキャーキャー騒ぎ立てる、だって狼の耳としっぽがピコピコと動いてる!
「パパっ、これならはやくうごけるの!」
うーんゆーこたんは凄いな、そのうちいろいろ食べさせようか。
あっ! こら、ガイたん今しっぽさわった!
ガイたんにセクハラを訴えつつアジトに到着した。
ガイたんの料理を堪能して皆順番で風呂に入る。
俺はもちろんゆーこたんと仲良く入る。
……少しだけ周りにボインなお姉さんがいない事にしんみりとした。
今日は皆疲れてたので直ぐに爆睡した。
◆◆◆ 目覚め ◆◆◆
今日は一段と騒がしい感じで目覚めた、何か皆で俺を起こそうと体を揺さぶるのだ。
「まだ眠りたい」
「馬鹿、起きろ!」
はわぁー、と欠伸し周りを確認すると見たこと無い全体的に黒っぽい女の人がアジトに座っている。
「おはようございます、マスター」
「うん、おはようございます……誰?」
「知らねぇのかよ!」
そんな事言われてもこまる。
「私はマスターが望まれて、生まれたのです」
嘘、なんかやっちゃったの?
「そういえば、お前昨日光ってたのってレベルアップか?」
有り得んとガイたんは頭を振る。
「マスター重大な問題がございます」
聞きたくないな。
「聞いて頂けないとマスターのお命に関わりますが」
余計聞きたくない! ガイたんなんて器用に兎耳をペタンとしてやがる。
「き、聞きましょう」
「はい、マスター影の力は能力作成のために魔石が必要になるのです、そのため、現在、前借り分が限界を超えてしまったので返済をしなければいけません」
何その押し売り!
「クーリング・オフを適用してください!」
「不可能です」
なんたる悪徳商法!
「分割払いなら可能のようです」
「は、払わないとどうなるの?」
「分割払いで一日でも払わないと、魂での強制的な返済が執行されます、具体的には魂の状態で一日一万円の強制労働が返済まで続きます」
あかん! 払う、払います。
「あ、あの〜いくらくらいかな〜?」
「はい、影の触手化、影触手の物質変化、私、で」
「総額、十億九千五百万です」
ふはははははっ
「払えるかっ!」
駄目だ、あまりのショックで意識が薄れていく、その途中「一日、最低で三万が必要」と聞こえて意識が途切れた。
《ユウ、マッケンジーLv3》
《借金残:十億九千五百万》
《猶予日数:0日(十五時間)》
《所持金:五万五千円》
《装備:草の靴、腰ミノ》
《能力:触手、触手服、触手鎌2、ユーノ》
《仲間:しずくLv2》
《仲間:さーやLv2》
《仲間:ガイLv4》
目覚めたら借金王
第一章 完
・ω・次回!第二章 町へ 週末くらい予定してます。




