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白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第四章 剣聖編
99/310

Ep:99 質問

「ライト~!ブルート~!どこだ~!?」


ダギルはそう声を上げながら、二人の居る筈の無い本部の中を探し回る。


「どこ行った…?」


ライトとブルートの二人が居ない事にダギル達が気付いたのはついさっき。いつも通り会議室を借り、未だ正体の分からない敵の対処について話し合う筈だったが、いつになってもライトとブルートが会議室に現れなかったのだ。


「どうだ、見つかったか?」


ダギルは、ライトとブルートを探す他の三人と合流し聞く。エル、アカネ、アオイの三人は同時に首を横に振る。


「二人共、どこ行ったんだろう…?」


エルは呟く。


「これだけ探して見つからないんだ…本部の中には居ないと考えるのが妥当だろう…」


アオイは、いつもの様に小さな声で呟く。


「そうですね…会議を忘れて出掛けているのか、どうしても外せない用事ができたのか…将又…」


アカネは幾つかの候補を上げる。


「敵に捕まったか…忘れてるのは無いだろうな。ブルートはともかく、記憶力の良いライトが忘れるとは考え難い」


「後者も無いだろう…彼奴が捕まったなら、赤髪が居ない説明が付かないし、何より此奴がここに居る…」


アカネの言葉に、ダギルとアオイが続けて言う。


「じゃあどこに…?」


「分からない。兎に角今は、二人が帰って来るまで予定通り会議にするか」


「了解しました」


エルの呟きにダギルが答え、アカネが言った。


------------------------------------


 王都のどこか、薄暗い路地の奥。ヘルツとクロウヴは並び立ち、目の前に跪く二人の男に言う。


「面倒だが、K(キング)を援護しろ。我らが主の命令だ」


「流石に魔王の力でも、K(キング)Xth(テンス)二人の計三人には勝てないでしょ」


二人の男は、他のNo.s(ナンバーズ)と同じ様なローブを身に着けている。しかし、違う所が二つ。袖の部分にある金色の線が一直線では無く、まるでX()の文字の様に交差している事。ヘルツの前の男は赤、クロウヴの前の男は緑の基本色のローブを身に纏っていた。


「行きなさい。()()()()()()


「御意…ッ!」


火炎の、疾風のと呼ばれた二人の男は同時に言い、そしてそれぞれの魔力と共にその場から姿を消した。


「そろそろディアさんにも声を掛けないとっすね」


「あぁ。だが、容易にQ(クイーン)は出せん。あれは、反抗する者の中で唯一我らの真の目的を知っているからな…」


そう言い、ヘルツは空を見上げた。


------------------------------------


 僕は、カップに入った紅茶の最後の一口を飲みきる。


「さっきからあまり浮かない顔をしているが、何かあったのかな?」


机を挟んで反対側に座る剣聖様はカップを口の辺りまで持ち上げ、僕の顔を見ながら言う。


「僕達が想像している中に、敵と思しき強者が二人居ます。一人は()()()()()()、もう一人は()()()()です…」


僕は覚悟を決め、剣聖様に向けて顔を上げて言った。


「剣聖様、()()()()()()ですか…!?」


剣聖様は、僕の質問に動揺一つ見せず、さっきまで変わらない表情で口を開いた。

 次回百話だ…折角始めたし、活動報告で何かしようかな…?

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