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白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第五章 切札編
147/310

Ep:147 都市

 僕達は、ドミヌス団長に呼び出され、始めてドミヌス団長の酒場に訪れた。扉を開けて中に入ると、カウンターにドミヌス団長が立って居た。


「いらっしゃい」


そう言ってドミヌス団長は入り口の方へと歩いて来る。


「普段はまだ酒場として営業するが、ここを白銀烏騎士団の本部とする。基本的な会議はここで行う」


「ちょっと待て…それを伝えるだけならわざわざ今日の予定があるか聞く必要があったのか…?」


「良い所に気付いたな。これから大臣から聞いた情報を提供する」


ドミヌス団長はそう言って店の中へと進んで行く。そして、一つの席に座ると足を組む。僕達もドミヌス団長が座った席と同じ机に着き、ドミヌス団長の話の続きを聞く。


「大臣から聞いた情報は、王都から西に行ったところにある都市にA(エース)が出現したらしい」


「なっ…!?」


ブルートはその言葉に驚く。


A(エース)とは何ですか?」


「あぁ、二人は知らなかったか。A(エース)と言うのは一般の人間にエルの血を注入して、魔力暴走を起こして怪物へと変貌させられた存在だ」


茜は想定外の返事に息を呑む。


「トイフェル曰く、魔王の贋物…らしい」


「そんなものが何故そんな所に…」


「それは調べてみないと分からない…ただ一つ言えるのは、出現したA(エース)は都市の人々によって倒されている」


「え!?」


僕は思わず声を上げる。ブルートも同じく驚いて言った。


「そんな馬鹿な!?アレは一般人の手に負えるものじゃ――」


そこでブルートの言葉は止まる。そして一拍置いてブルートは呟いた。


「まさか…団長、その都市って…」


「機巧都市、イクイップメントだ」


その言葉を聞き、ブルートは拳を握り締める。


「機巧都市に調査に行ってもらうんだが、俺は事務の関連があるから行けない。それに、王都の防衛戦力として四人の内二人は残しておきたい。行ってもらうのは二人だ」


「俺が行きます」


即答したブルートに、ドミヌス団長は軽く頷く。


「早いな、何でだ?」


「あそこは俺の故郷です」


その言葉に、僕は声は出さなかったものの驚いた。


「成程な…分かった、一人はブルートにしよう。もう一人は…」


「じゃあ僕が行きます…!」


「分かった。機巧都市の調査は二人に任せる」


「はッ!」

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