再会
お久しぶりです。この先の展開はまだちょっと迷っていますが、「二ヶ月投稿されていません」とかいわれてしまうので、投稿します。
今話タイトルは「再会」です。
週があけて月曜日。
約束の時間まであと十五分ほどあるが、既に全員が集まっていた。このメンバー全員が、基本的に二十分前行動である。
「初めまして。美樹さんのお母さんですね。私は納葵呉葉、こっちが弟の夕日です」
夕日は軽くお辞儀をするだけにした。
「こちらこそ初めまして。私は美樹の母です。えっと、呉葉ちゃんに夕日くん。よろしくね」
残りのメンバーは、以前会ったことがあるので、軽く挨拶するだけだった。
到着したのはお昼前。昼食は既に出来上がっている。
「え? ここって……」
「この間のお屋敷……?」
未来也と美樹、悠の三人は、その家を見て唖然としてしまった。
「ようこそ。私は納葵音子です。今日は熱い中ありがとうございます。さあ、そんなところで立ち尽くしていないで、中へどうぞ」
「おや、やっと着たのかい? 悠、これがこの間のお屋敷だそうだね。いやあ、驚いた。……って、イッツーに祈裡じゃないか。ひさしぶりだねぇ」
と、そこへ、思っても見ない人物の登場に沸きあがる大人三人だった。
「え? ハルこそどうしたのよ?」
「遙? 十和乃遙なのね?」
「それって……先日仰っていた、未来也くんのお母様におうどんを伝授した遙さんって、悠くんのお母様?」
「そうだよ呉葉ちゃん。確かイッツーにはポトフを作ってやったっけねぇ」
「ハル、その話は今はいいでしょ」
その頃の美樹の母、一樹は料理がてんでダメだったのだ。
「そうだね。ごめん音子ちゃん。入り口で立ち話始めちゃって」
「久しぶりの再会っていいものですね。さあ、気を取り直して入って? 骨までは集めていないから、安心して入っていいわよ」
母親たちは何のことか分かっていないが、とりあえず、一行は家の中へ入った。
「改めて自己紹介から。私は納葵音子。そこにいる呉葉と夕日の母です」
「おや、音子っち。それは誰にも言わないんじゃなかったのかい?」
「永井さん、話の腰を折らないでください。それと、加古お姉ちゃん、お久しぶりです」
当時、病院で知り合った祈裡のことを加古お姉ちゃんと呼んでいた。
「あら、覚えていてくれたのね。嬉しいわ! 私は加古祈裡。加古未来也の母です。あのときからずっとファンなのよ」
「えーと、なんか入りにくいわね……。私は森一樹。森美樹の母です。
美樹の母だけ納葵親子と一切の面識がない。
「私は全員知ってるからいいかね」
「遙、苗字が変わってたのね。未来也から悠くんのお母さんが料理がとても上手いって聞いていたから、どんな人かと思ったら遙だったのね」
「そうよハル。美樹ちゃんが未来くんのお母さんより料理が上手いかも、っていうから、どんな人かと思っちゃったじゃない」
自分だけ自己紹介を省略しようとする遙に文句を言う祈裡と一樹であった。
以前名前だけ出てきた遙さんは、悠の母親でした。
はい。「世の中、案外と狭いもの」なのです。このセリフを覚えていてくださった方がどれだけいるのでしょうか。
覚えていない方は、「納葵家へのお誘い」をご覧ください。
あとは……「骨までは集めていないから」はプロローグをご覧ください。
納葵家へ到着しました。玄関先で立ち話を始めてしまいまして、人数が多いから話すのが長いですね。
次話タイトルは……まだNPCから写していないので未定です。自己紹介の続きと、遙の作った昼食です。




