表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
噂の動物屋敷  作者: 鵠っち
納葵音子~エピローグ~
33/50

最終調整

 今話タイトルは「最終調整」です。


 大変長らくお待たせいたしました。2014年最初の投稿です。

 昼食後、部屋に戻った未来也と美樹は、また唇を重ねて無言の会話を楽しんでいた。

(あれで五分って、どれだけ包丁捌きが速いんでしょうか?」)

(さあ? お母さんによると、美樹のお母さんの料理の腕は、一流料亭の料理人くらいすごいらしい)

(お母様も、未来也様のお母様に敵うのは、一流料亭くらいにしかいないって言っていたわ)

(二人して同じ評価をするとは、息が合いすぎると思うな)

(私たちが言えることですか?)

(違いない)

 そこまで話して、美樹の部屋で昼寝をすることにした。今日はベッドではなく、床に布団を敷いて、いつも通り向かい合って、下側の手をとりあい、もう片方の手は、未来也の胸の辺りに、美樹の腰に回して、唇を重ねあって寝ていた。

 夏の一番暑い時間帯は、昼寝をするに限る。


 午後四時。

「未来也、美樹ちゃん。お休みのところ邪魔しちゃって悪いんだけど、納葵さんから電話よ」

 未来也の母が、子機を持って部屋に入ってきた。

「はい、未来也」

 ただ『納葵さん』と言われたので、どちらか分からなかった。

「ああ、未来也くん。森さんもいるんだよね」

 夕日は念のために確認した。美樹は、最初からきちんと説明したので何のことが理解できたが、寝起きで頭がきちんと回っていない。

「そうだ。美樹のほうがいいか?」

「未来也くんのほうが話しやすい。女の子は、呉葉じゃないと妙に緊張しちゃうんだよね」

 どうでもいいことを聞いてしまったと思った未来也だったが、夕日は正直に返してきた。繋いだままの手で聞いている美樹は、くすくす笑っている。

「って、そんな話をするために電話したんじゃないんだよ。悠のお母さんがごちそうを用意してくれることになってる」

 そんなことより、どこに家があるのかが知りたい未来也だった。

「そういえば、どこに家があるのか知らなかったんだよね。朝十時に学校の正門の前で待ち合わせでいいか? 悠も一緒に」

「悠のお母さんは先に行くんだろ? なんで先に行かないんだ?」

「呉葉が森さんに話したことは多分聞いているね? そのことに関係しているんだ」

「呉葉が美樹に話した内容って、要するに、夕日と結婚できないからそのうち一緒にいられなくなるってことだろ? それとどう関係するんだ?」

 夕日は電話口で首をかしげているが、未来也と美樹には見えない。

「なんだか随分と曲解されているな……。呉葉はいったいどんな話し方をしたんだ? まあいいや、じゃあ今言ったことは一旦忘れてくれ」

(未来也様、からかいすぎでは?)

(美樹の言うとおりのようだな)

「ちょっと待ってて。・・・・・・呉葉ー、ちょっと来て!」

「何よ夕日。電話を放っといていいの?」

 電話の向こうでなみやら話し始めたみたいだ。

 少しして。

「……と、いうことなのよ。夕日の意図と少し違ってしまったみたいね。ごめんなさい」

 結局、少しからかってみたことを詫びてから、本題に入った。呉葉が少し拗ねて、夕日に代わった。

 なんか、あれ? 昼食後に昼寝して、電話かかってきて受け取っただけ……。おかしいな、もうちょっと進むはずだったのに。このくらいで1,200字くらいです。


 カッコになっているところは、前回は表記が違ったと思いますが、例の指をトントンするやつです。


 次話(予定)タイトルは「美樹と呉葉」です。

 とりあえず予定を詰めたあと、電話を代わって美樹と呉葉の会話です。

 美樹の趣味が少しだけ出てきます。お楽しみに。2014.1.17 16:33

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ