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2-49

ひんやりと気持ちのいいものが額に当たった。

「あら、目が覚めて?」

髪を撫でる感触が心地よい。

あの金色の綺麗な人は誰だったか。

「天使様……」

ぼんやりしたまま呼びかけると、綺麗なひとが笑う。

「わたくしは、あなたのお姉様よ」


おねえさま。

お姉様。

お姉様!


飛び起きた瞬間に頭がぐらぐら揺れる。

力が入らなくてそのまま突っ伏した。

「急に動いてはだめよ。湯冷ましは飲めるかしら?」

背中に手が添えられて、器に入ったぬるいお湯が差し出される。

それを飲み干して顔を上げると、お姉様の他にも

アンナさんやメアリーさん、いつも助けてくれるメイドさんたちがいた。

全身に冷水を浴びせられたような気分だった。



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