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「偽物の天才魔術師」はやがて最強に至る 〜第二の人生で天才に囲まれた俺は、天才の一芸に勝つために千芸を修めて生き残る〜  作者: 空楓 鈴/単細胞
第9章 束の間の安息篇

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第207話 夢のマイホーム


 誰しもが子供の頃、将来は豪邸や屋敷なんかに住むのだと希望的観測を抱くであろう。

 しかし現実は非常で、実際は歳をとるにつれて大多数がその夢の規模を縮め、マイホームを持ちたいという地に足着いたものへと変わっていってしまう。

 生前じゃそんな世知辛さに嘆いたものだが、今となれば別の話。俺の手元には日本円で一千万を裕に超える大金がある。マイホームどころか、今の俺は豪邸だって買え——


「え、足りない?」


 買える、と思っていた時期が俺にもありました。

 

「はい、全然足りませんね」


 机を挟んで向かい合う不動産屋は、平然とした態度で書類の端を机にトントンと打ちつけた。

 まるでオノボリさんを相手にするかのように、なんの抑揚もなく、流れ作業のように淡々と残酷な現実を男は突きつけてきた。

 俺の話を聞いていなかったのだろうか、こっちは商人ギルド直々の紹介だぞ? 四千万を一括払い出来るんだ。ただのオノボリじゃねえ、ド級のオノボリ、ドオノボリさんだぞ?

 

「全然って……具体的にはいくら足りないのかしら」


「ご予算の二倍です」


「「ニバイ!?」」


 隣で毅然と振る舞っていたラトーナも、思わずその表情を崩す。

 たしかに王都だから土地は高いんだろうけど、外れの方でも八千万必要なの!? ほぼ一億円じゃん!

 

「わ、私を試しているのかしら? 王都外れの住宅街は高くても半分の額で家を建てられるハズよ」


「御言葉ですがねお客様、全面対魔素材で且つ三百二十坪の家をとおっしゃいましたが、それは最早家ではなく屋敷です。いや、屋敷だけならともかくその他の大量の細かい注文を考えればそれくらいは掛かりますよ!」


「えー、ほらやっぱりラトーナが地下室やら対魔煉瓦やら我侭を言うからじゃん……」


「なによ! そっちだって浴室を王宮みたいにしろだのキッチンは監修させろだの面倒臭いこと言ってるじゃない!」


「こっちはインフラだから重要だろ! そっちはただの趣味部屋じゃないか! しかもなんで家全部対魔煉瓦なの! どこと戦争するつもりだよ!」


「なっ! 研究が趣味ですって!? じゃあその手元のお金はどうやって手に入れたっていうのかしら? どこから勝手に現れたのかしら? 錬金魔術は禁忌だったはずよ?」


「あーはいはい、そうですよーだ。この左腕もその時の錬成でラトーナの慎ましさと一緒に真理の扉に持ってかれちゃいました〜!」


「なっ! あー言えばこう言うわね!」


 いちいち癪に触る物言いをするラトーナについカッとなり、口喧嘩がさらに盛り上がっていく。

 限りなく現代日本の生活基準に近づけたい俺と、仕事や趣味に有効活用できる家にしたいラトーナ。

 そして資金的に実現可能なのは良くてどちらか片方の要望のみ。

 己が私欲のため、互いに一歩も引かないままひたすら理詰めの口論が展開されていく。


「お引き取りを!!!」


 不動産屋をほったらかしてそんなことを続けていたものだから、等々痺れを切らした彼に俺達は問答無用で追い出されてしまった。


「くすくす……」


 騒ぎの声が外まで漏れていたのか、道行く人々の視線が店を叩き出されたばかりの俺達に集まる。

 恥ずかしいのでひとまずその場から去ることにし、その後頭も冷えてきたので仲直りした。

 夫婦間で何の打ち合わせもせずに家を買いに行くのは良くなかったと反省できたところで、意見のすり合わせを行う方向で合致した。


「で、どうして私とアセリアが呼び出されたんだ?」


 場所は変わってリディの騎士団詰所、応接室のソファに腰掛けるセコウがため息を漏らした。

 

「あーえっと、色々あって不動産屋に追い返されまして、ツテを紹介して貰いたいのと……」


「家の内装とかを決めるにあたって、私とディンの喧嘩が始まりそうになったら仲裁してほしいんです」


 そんな俺達の言葉を聞いたセコウは腕を組んで数秒俺達をジトっと見つめたのち、更に大きなため息を漏らした。


「わかった。ツテの方はともかく、仲裁の方は引き受けよう」


「あっ、ツテの方は私がなんとか出来るかと……」


「流石はアセリア先輩!」


 やはり頼れる先輩といえばこの二人だ。

 リディやロジーは論外として、ルーデルも頼れなくはないのだが、あの人は詰所に居ることがあまりないし、なんかちょっと雑だからな……こういう話には向かないだろう。


「私もアセリアも仕事があるんだ。出来れば早めに済ませてくれると助かる」


「はい! お時間いただき感謝します!」


 というわけで、第一回家族(+α)会議が始まった。


ーーー


 時間は飛んで、あれから一ヶ月と少しばかり。

 俺は今、王都の外れにて大工……いや親方と肩を並べて新築の屋敷を眺めていた。


「ようやく完成でぇ!」


「長かったですね……ここまで」


「何言ってんでい! あんちゃんのおかげで倍以上の速さで終わったわ!」


 親方は満足げに俺の背中をバンバンと叩く。

 最初はどことなく距離感があったが、一ヶ月の間昼夜仕事を共にしていれば、嫌でも仲良くなるものだ。

 

 結局家族会議の場を設けたものの、お互い主張を譲ることはなかった。

 とはいえ、全く同じ結果というわけでもない。俺はラトーナの主張、ラトーナは俺の主張の重要性を理解し、どちらの主張も採用できる方法を模索することになったのだ。


 そしてその結果がこれ、俺が現場に立って魔術による煉瓦の生成や、資材の運搬、仮設足場等の作成を行うことによる時短。

 さらには俺の世界でいう家電系の設備を俺の意見を元にラトーナとアセリア、セコウが共同で開発。現代魔術研の新発明としての試験導入も兼ねているので、資金援助や設備の利用などもさせてもらい大幅なコストカットを実現! これがメインだな。


 そんな乞食行為もとい、工夫もあって俺達は予算よりギリギリ安く理想のマイホームを建てることができたのだ。


「なんならいっそ、俺らと一緒に働かねえか? あんちゃんみたいな魔術師が一人いるだけで、うちみたいな小せえ大工集団は大助かりなんだわ!」


 魔術師というのは研究職か戦士職などがメインで、建築のような仕事は賃金的にもあまり好まれないそうだ。王城とかの大規模建築ともなればまた別で、ギルドから高額な補助金が出るので請け負う奴もいるそうだが……そんなのは例外中の例外だ。


「親方との仕事も楽しそうですが……申し訳ありません、先約があるもので」


「残念だ。だがよ、こちとらずっと待ってるからよ、職に困ればいつでも来いよ?」


「ええ、その時は宜しくお願いします」


 そんな熱い会話で互いの絆を確かめ合った俺達は、固い握手を交わしてお別れとなった。

 なかなか日常では得難い経験だった。縁があればまたきっと会えることだろう。

 

ーーー


 さて、家が完成したとなれば次はお披露目だ。

 翌日、ラトーナはもちろんその他にも協力してくれたセコウやアセリア、あと暇そうだったリオンやレイシア、クロハも誘った。

 レイシアに関してはヴェイリル王国の一件もってかなり気まずい間柄になってしまい、ミーミル王国に戻ってもほとんど口を効いていない状況だったので、正直今回は誘わない方針でいたのだが……今後も仲良くしたいのならそういうのは逆効果だ、とリオンに言われたのでちゃんと呼ぶことにした。

 実際、思いの外レイシアの機嫌は良いようで、目こそ合わせないが嫌な雰囲気は纏っていない。

 まさかリオンにアドバイスされる日が来るとはな。


「想像を超えてきたな……」


 完成した屋敷を前に、セコウとその隣に立つアセリアは圧巻のご様子。

 家柄が良い二人ともなれば屋敷なんて見飽きているのだろうが、そんな二人を少しでもあっと言わせることができたと言うのならば、職人冥利に尽きると言うものよ。まあ、俺は雑用しかやってないけど……


「まあ外ばかり見ていても始まりませんし、どうぞ室内へ」


 と、いうわけで内見スタート。

 まず最初に訪れるのは、当たり前だがエントランス。

 両開きのドアを潜ると小洒落たシャンデリアがお出迎え。左右へ伸びる廊下と厨房への入り口、そして曲線を描きながら二階へと伸びる階段で構成された空間だ。


「綺麗なシャンデリアですね!」


 おっとアセリア先輩、お目が高い。


「あれは王都にあるムスペル王国のガラス細工を取り扱う店に発注してちょっと改造したものです」


 ガラス細工はデートでたびたび見に行くだけあって、俺もラトーナもそれなりに思い入れがある。

 そういった点ではできれば俺が魔術で一から作りたいものだったが、まあ職人がいるだけ見様見真似でどうにかできるものじゃなかったので、諦めて外注したわけだ。

 俺が作ったものを見たラトーナは呪物か何かだと勘違いして、逆に興味を示していたのは苦い記憶だ。


「確かに見栄えは良いが……」


「一般家庭でシャンデリアは少々着火に手がかかるのではないか?」


 ここで冷めた視点をお持ちのセコウ、レイシアコンビが疑問を提示。

 いけないね、こういうのは理屈ではないのだよ……と言いたいが正論なのも事実であり、もちろん対策済みだ。


「そっちの壁に金の装飾がありますよね」


「ああ、この天井から延びてるやつか」


 片方の壁側にだけ取ってつけられた様な純金の装飾。セコウにはそこに触れて魔力を流すように促す。


「すげー! 火がついたぞ!」


 セコウが魔力を込めると、一秒ほどのタイムラグを経てシャンデリアが点灯。その摩訶不思議な現象にリオンやクロハが感嘆の声を漏らした。


「シャンデリアに火の魔法陣を仕込んで、魔力伝導率の良い純金を使った導線を引いたんですか?」


「ご名答よアセリア」


「でもこれ、結局蝋燭の交換に手間取るんじゃ……」


「ささ! 次にいきましょう!」


 何やら耳の痛い先輩の指摘はとりあえず無視して、次の案内を始めた。

 ちなみに、さっきのシャンデリアは二度魔力を込めることで風の魔法陣が起動して火を消してくれる便利仕様だ。


「ということで、こちら厨房です」


 次に紹介するのは俺の中でも特にこだわった台所だ。

 タイル張りの床と広い作業台、そしてコンロが四つ。もちろん氷結魔導具による冷蔵庫も完備。料理人には楽園のような空間に仕上げた。

 

「すげぇ! ムスペル王宮並みに広いぞー!」


「竈門が無いように見えるが、どういうことだ?」


「台に火の魔法陣を刻むことで代用してます」


「調理中はずっと魔力を込めていなきゃいけないのか? それは何というか……」


「ふふ、そこの摘みを右に捻ってみてください」


 セコウが作業台の側面に取り付けられたダイヤルを捻ると、一つの魔法陣からブワりと火が上がる。

 さながらその光景は、現代日本で見るガスコンロとなんら変わりないだろう。見慣れない光景に、誰もが目をか輝かせている。


「魔力を吸われなかったが、一体何を燃料にしてるんだ?」


「龍脈から魔力を引っ張って、常に魔法陣に魔力を流しています」


 ダイヤルで堰き止める魔力の量を調節できるので、火力もある程度自由かつ一定に保てるというわけ。

 ちなみに冷蔵庫の方も龍脈から汲み上げた魔力で動かしている。


「というか、いつの間に龍脈術なんてマイナーな魔術を覚えたんだ? ラーマ王にでも教わってたのか?」


「ああいえ、この一年の間にある人に習いました」


 感謝するぜヴィヴィアン、アンタに習った龍脈術がまさかこんなところで活きるとは。

 今じゃめっきり音沙汰無いが、出来ればアンタにも見せてやりたかった。


「どうせならシャンデリアにも龍脈使えば良いのににゃ」


「この土地は龍脈が弱いから、台所に絞ってようやく使えるってところか?」


「概ねその通り」


 この中では一番アホであろうリオンが平然と原因を特定したことに、誰もがギョッと驚いた。レイシアとセコウは少し悔しそうだが、長耳族の彼なら龍脈の知覚は得意だろうからな、そういう時もあるだろう。

 基本的に強い龍脈というのは、防衛上の観点から王宮とか重要拠点の下にあるから、どうしてもそれ以外の土地には微々たるものしか流れていないのだ。このシステムは土地によっては作れないので普及には不向きだが……そうした王宮等に売り込めばまた一儲けの予感だ。


「はいそれじゃあ次!」


 そして今回一番の目玉である風呂へとやってきた。


「すげえ……!」


「リオン今日それしか言ってない」


「仕方ないにゃ。語彙力を得るにも知能が必要にゃ」


「お前らひでえな! だってこれすげぇだろ! 広いし!」


 同期三人がやんややんやと騒いでる中、ふとセコウは壁にかけてあったあるモノを怪訝そうに手に取った。


「それはシャワーですね。魔力を込めると——」


「うぉ!?」


「きゃっ!?」


 俺の注意を聞き終えずにセコウが魔力を込めてしまい壁のシャワーが起動。

 その結果セコウは頭からお湯を被ることとなった。


「なるほどな……身をもって体験した」


「大丈夫ですか!? 火傷とかは!?」


「問題ないが……このまま帰るというわけにもいかないか」


「魔術で乾かすんで、良ければその間湯船にでも使っててください」


「あ、ああ……じゃあ、そうさせてもらう……」


 少し予想外の対応だったのか、セコウは面食らいつつもそれを承諾し一人風呂に残ることになった。

 ちなみにお湯は壁に取り付けた黒狼の彫刻の口から出るのだが、なぜかこれだけはめちゃくちゃ不評だった。

 何でだろう、ラトーナは喜んでくれたんだけどなぁ……

 

 その後も案内は続いたが、いかんせんベッドや最低限の家具しかまだ用意してないこともあって流れ作業のように終わり、そのまま解散の運びとなった。


「世話をかけたな、良いお湯だったよ」


 と、全員を帰したところで、ちょうど風呂上がりのセコウが家から出てきた。

 トレードマークのメガネを外し、濡れ髪を掻き上げて湯気を纏う姿からはどことなく妖しい色気が漂っている……


「ちょっとディン! 何で目を隠すのよ!」


「見てはいけないラトーナ! この男はスケベだ! スケベシウム光線を発射する光の巨人だ!!!」

 

 こんなドエロいオーラぷんぷんの正統派イケメンをラトーナが目にすれば、俺からセコウにシフトチェンジしてしまうやもしれぬ。


「お前は何を言ってるんだ……それと、あまり妻を困らせてやるな」


「あ、はい。ごめんラトーナ」


「もう……!」


 セコウはそんな俺達のやりとりを微笑ましそうに眺めているが、他人事じゃないのを理解してほしいところだ。

 俺は割とマジで身の危険を感じていたんだぞ、この天然スケコマシめ。

 

「そういえば他の奴らはどうしたんだ?」


「一通り案内したんで帰しました。セコウさんも見ていきます? 面白い所はもう見せてしまいましたが」


「なら遠慮しておこう。それより、結婚式はいつ…挙げるんだ? 方式はやはり英樹教のか?」


「えっと、式は挙げない方向で、この家を使っての披露宴という形を取ることにしました」


「二人とも英樹教を信仰しているものだと思っていたが、違ったのか?」


 夫婦で信仰している宗派などが異なると式を執り行わないことも良くあるらしいが、逆にそうしたよっぽど理由でもない限りは挙式するのが一般的だそうだ。

 そういうわけで、セコウも結構驚いている様子。

 

「いえ、何と言いますかね」


「私からの提案です。結婚式はしばらく懲り懲りですので……」


 ラトーナがそう言って肩をすくませると、事情を察したセコウが申し訳なさそうに頬を掻いた。


「そうか、余計な詮索だったな」


「いえいえ、気になるのもわかります。勿論披露宴には来てくれますよね?」


「無論だが……ロジーも呼ぶつもりか?」


 先日ラトーナとガチの戦闘を繰り広げたばかりで、まだ蟠りもあるだろうからな……スイッチが入ると中々止まらない二人だし、セコウの心配もよく分かる。


「流石にハブるのは可哀想なので、そん時は見張り宜しくお願いします。俺もラトーナを見張っとくんで」


「ちょっと、私を聞かん坊みたいに言わないでくれるかしら」


「ははっ、心得た。楽しみにしているぞ」


 そう言って帰路に着こうと歩き出したセコウだったが、ふと足を止めてこちらに振り向いてきた。


「どうしました? 忘れ物ですか?」


「違う。アセリアのことだ」


「先輩がどうかしました?」


「その……なんだ……」


 言葉に詰まりながら、腕を組んで空を仰ぐセコウ。

 珍しく歯切れが悪いがどうしたんだろう……まさか二人も付き合ってるとか!? 


「いや、やはり何でもない。強いて言うなら、あいつもこの二年色々と苦労した、そのうち暇を見つけて二人で労ってやれ」


「そうですね……そうすることにします!」


 そう答えると、セコウは満足そうにして今度こそ背を向けて帰って行った。


「ふぅ……よし、じゃあインテリアを買いに行こうか!」


「そうね。貴方なりに言うのなら、イカしたやつを見つけたいところね」


「ジーナスさんは可愛いのが好きそうだけど……平気かな?」


「良いのよ。彼女はそこまでこだわったりしないもの」


 ひと段落ついたのも束の間、まだまだやる事はたっぷりだ。

 忙しくて遊ぶ暇もないが悪い気はしない、むしろこんな時間がずっと続いてくれればと思う。


 これからもずっと、な。

※補足だよ

 家の地下にある龍脈にはその活動を強める術式がラトーナによって施されており、風呂場の熱と台所の火に利用されています。

 ちなみにこうした魔導具家電、別にディン達が最初に発明したわけでもないのに普及してないのは、前から言っている通り魔導具は燃費がクソ悪いから一般の向けじゃないのです。(ラトーナは常人の十倍、ディンは四〜五倍の魔力量)

 あとは龍脈術を扱える人があんまりいないからですね、これはセンスが必要なので(ラトーナは二日で習得)。龍脈関連はムスペル王国の王宮内にちょこっとあるくらいでしょうか。

 ちなみにトイレも水洗で、これの配管処理のためにディンは王都に勝手に専用下水路を作っているので、役場にバレたら大目玉をくらいます。

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