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鎧を纏う王 第20話

お久しぶりの投稿です、今日は2作品目の【特別編】を書いてすぐに書き始めたので、かなり急ぎ足です。

少し雑だったり誤字があったりするかもしれませんが、ご了承ください。

「グヌヌ」


ライジングはヌシの尻尾の薙ぎ払い攻撃を受け止める。


バチバチバチバチ


尻尾から目を瞑りますなるほどの電気を流し、ライジングをシビさせれようとする、だがライジングは痺れず、それどころかもっとこい、とドMみたいに挑発する。


電気で思い出したが、ライジングと言う言葉に雷や電気と言う意味はないらしい、本当の意味は上昇と言う意味らしい。


ライトニングと似ているのもあるが、多分仮面ライダークウガのせいだな、みんなも使う時は気をつけよう。


「アイスーストーム」


食べ郎はそう言いながらアイスの棒を振るう、するととてつもない強風が吹き荒れ、その強風はヌシに直撃する。


「寒っっむ!!この寒さ…アイス様ですね」


ライジングはその強風から抜け出し、食べ郎の横に立つ。


「どうだこの僕が助っ人として来てやったぞ、光栄に思うがいい」


「私あなたのような方、嫌いです」


「なぜだ、こんなにキューティなのに」


「確かに目に入れたくなるほどキューティですが、自ら王を名乗る奴は吐き気がするほど嫌いなんですよ」


「吐き気だと、あほぬかせ、吐く口も臓器もないくせに」


「なるほど、私と喧嘩する気できたんですか、それなら相手になりますよ」


食べ郎とライジングは激しく睨み合う、片方目ないけど、と言うか何で仲間同士なのにこんな仲悪いんだよ。


「おい、2人とも争ってる場合」


「あ、我が主…と……」


「ソラだよ、空宮 我一、フルネームまだは覚えなくていいから、せめてソラだけはおぼえて」


「申し訳ない、なにせ生まれて間もない物で、それより2人が来たと言う事は作戦がお決まりで」


「ああ、今からその作戦を…」


『バガーン!!』


吹き荒れる強風を鳴き声1つでどかし、雪降る草原から、ヌシが睨み、電気を放つ。


その電気は俺達に直撃しそうになった所で、ライジングが割り込み、電気を体で防いだ。


「ありがとう」


「いえいえ、大切な方々を守るそれが鎧の務めですから」


どこかかっこいいな、俺もそんな事が言える人間になりたいもんだ。


「もう、時間がない、手短に行くぞ、食べ郎とお前を合体させる」


「ハァァ!!正気ですか我が主、こいつとですか」


凄い嫌がるやん、どんだけ嫌いなんだよ食べ郎のこと。


「ああ」


「いやいやいや、せめてせめて、ダークエルフのミサリヤさんにしてくださいよ、こんな薄汚れたペンギン

私の中に入れるのは嫌ですよ」


「薄汚れたとは何だ薄汚れたとは」


「とにかく行くぞ、時間がないんだ」


顎門はそう言うと2人から少し距離を取り、手をかざす、すると2人の体が突然光り輝く。


生物の合体…気にならないと言えば嘘になる、合体とか男のロマンだ、ロボットしかり最強戦士しかりsexしかり


何歳になっても合体は頭の片隅にある、それが今目の前で見れるんだ、興奮せずにはいられない。


「嫌ですよ私は…って体が」


ライジングは光自分の体に困惑する。


「コレで…コレで最強の力を手に入れるとこができたぞ」


「我が主!?正気ですか今すぐ即刻中止を求める」


「すまん、帰りに猫触らせてやるから」


2人の体はだんだん光に変わっていく、とても神秘的だやっぱり進化はこうでないと。


「私は私は猫アレルギーなのですゥゥゥ」


そんな叫び声を上げながらライジングの体は光に変わり、一枚のカードに変わる。


そのカードはクルクルと宙で回転しながら、どんどん巨大になっていく。


「さて、30分の力だが、楽しませてもらうぞ」


そう言うと食べ郎は走り出し、その後を巨大なカードが追う。


「黒キ鎧 ライジング  氷結王候補 食べ郎 黒キ鎧を纏いて、新たな世界を開け、アーマードエボリューション」


詠唱が終わると同時にカードは食べ郎の頭上まで移動し、食べ郎はジャンプして、カードの中を潜る。


すると、食べ郎の姿が変わり、ライジングを纏った5頭身のペンギンに変わった。


「ハァァ嫌だったのに、しかも猫かよ…ハァァ」


「えい、いつまで文句を言っている、大人しく使われろ」


少し幼さを感じるフォルムから、どこか頼もしさを感じるフォルムに変わり、バカみたいに食べていたアイスの棒は


鋭く尖って氷の剣に変わり、鎧も真っ黒から氷のような青色の線があちこちに現れ、体の接合部分が凍っていた。


カッコいいような、ダサいような、なんとも言えない姿だ…でも個人的にはカッコいいと思う。


だけど鎧と本体で喧嘩してる、本当に大丈夫なのかこいつら。


『バゴーン』


揉めている2人に向けて容赦なくヌシは電気を放つ。


「て、揉めてる場合ではないな」


「あなたに力を貸すのは嫌ですが、今回だけですよ」


2人は飛んでくる電気に向けて手をかざす、するとたちまち電気が凍り、闇に消えていく。


「す、凄い」


「おいぃ、空先輩見惚れている場合じゃないすよ」


「そうだな、作戦を実行しないと」


俺達は2手に分かれ隠れながら、ヌシに近づく、だがあの2人は全く逆、隠れず同等とヌシに挑む。


作戦通りだ、1つ難点があるとすれば、アレを食べ郎と呼ぶかライジングと呼ぶか、それとも2人と呼ぶかだ


一旦は2人と読んでおこう。


「こい…その首…主様に捧げてもらうぞ」


2人は尖った剣を向ける、それを見たヌシは受けて立とうと言わんばかりか、突然走り出し、2人にタックルを仕掛けようとした。


だが2人は空中に氷の床を出現させ、それらを足場にし空中を飛び、真下をヌシが通り過ぎると同時に、床から飛び降り、ヌシの背中に乗る。


まるでモンハンだな。


だけど乗られているヌシはゲームのように、暴れるようなことをしない、コレが強者の余裕と言う物か。


「さて、コレで…」


ゴロゴロ 


「ん?何だ」


2人は空から聞こえる腹の音が気になり上を向いたその瞬間、空から雷が降り注いだ、2人は咄嗟にヌシから飛び降り雷を回避した。


「危なかった」


「ちょっと前前!!」


「ん?前ってe…」


2人が前を向いた瞬間、電気を帯びた尻尾が2人を吹き飛ばし、近くの岩に激突した。


「いてて」


さらに落ち打ちとばかりに尻尾で2人を器用に巻き付け、崩壊した洞窟方面に投げ飛ばす。


「アベシ!」


「全くダメじゃないですか」


「うるさいなお前、大人しく使われろ」


あの2人全くダメダメじゃないか。


「もう、こうなったら私が操作します」


「ふざけるでない、僕の体を操作しようだと図に乗るna…」


バチバチバチバチ


電気が2人に接近するが、2人は落ち着いて、氷の剣を赤い地の鎌に変え、電気を切り裂き、血に変換し、鎌に吸収する。


「何だコレは僕の剣になにをした」


「いちいちうるさい方ですね」


2人は鎌を両手で持ち、ツルハシで鉱石を壊すように、鎌を地面に突き刺す、すると何かが地面を移動ふる


ヌシの足元に何かが来ると、地面から赤い鋭い無数の棘が生え、ヌシを貫く。


『ギガーン!!』


「ブラッティクロー」


「こいつはオマケだアイス…アロー」


そう言いながら鎌を弓に見立て、弦を弾くようなアクションをし、手を離すすると、氷の矢が鎌から出る。


さらにその矢は途中で増え、10個を超える数の矢がヌシを貫く。


「よし」


「ハハハハ見たから我の力を」


2人がガッポーズをすると、赤い棘が時間経過でとか、ヌシは2人を睨み電気を貯めた、その瞬間ヌシの後ろからメイが現れる。


メイは音を最小限にヌシの体の上を走り、鉤爪でヌシのエリを切り取った。


凄いなメイは歳下には思えない動きをしてる、その行動に答えないとな。


「今よ2人とも」


その合図と共に俺と顎門は岩影から現れ、ヌシに近づく。


距離がだんだん近づき、あともう少しでと言うその瞬間、大地が突然揺れ、俺と顎門は止まった。


「な、なんだこの揺れ」


「おいおいアルケミックは電気を使うんじゃないのか」


「2人とも下がって、何か来る」


この言葉通り、地面から石の塊が飛び出し、崩壊した洞窟から無数の線路の後や鉄の防具、などが次々と現れる。


「何だコレは」


俺達は急いで離れる。


「あの洞窟…もしかして元は探鉱だったのかもしれない」


「探鉱、そんな所を拠点にしたのか」


「それよりアレはなんすか、何で石がアルケミックに集まってるんすか」


「いや、アレはただの石じゃない、アレは鉄よ」


「鉄?…持ちかして磁力を操っているのか」


ヌシは鉄を雑に纏い叫ぶ、まだまだ戦いはこれからって事か。

今回ギドル アルケミックとペンギンの戦いで、アルケミックが電気をあまり使わずに近接戦をしたことに気づいたでしょうか。


それには理由があり、アルケミックが鎧に電気が効きにくい事を理解し、近接戦に変えたと言う理由があります。

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