part.01
クローシャが赤原の猟犬と出会ってから既に5年の月日がたっていた。クローシャも五歳となり、黒い髪とオッドアイの瞳が特徴的な少年へと成長していた。
「クローシャ?どこにいるの?」
森のなかに女性の声が響く。
「あっ、マリー!こっちだよー!」
草の中から出てきたのは出会ったときから容姿の変わらないマリーだった
「まったく…また魔力コントロールの練習してたの?もう少し子供らしく遊びなさいよ!」
「んー、これ自体が遊びみたいなものなんだよ…ダメ?」
目を潤ませて言うクローシャc。たいていこう言えばクローシャに甘いマリーは諦める。はっきり言えばチョロい。五年間育てて貰って言うのもなんだが悪いやつに騙されないかが心配だ。
この五年でクローシャがしてきたことを簡潔に言うと、この世界で生きるための知識を学びながら戦闘のために使う訓練をおこなっていた。この世界にある言語は1つしかなく。案外と簡単に覚えれたのは正直有り難かった。かつては色々な言語があったらしいが、他族との交流などで使われなくなり廃れていった結果。この世界に残ったのはユーワス語のみと言う話をバビーから聞いた。
しかし、他族との交流に否定的だった一部の種族や村などは未だにユーワス語を使ってない地域も有るらしい。
お金は黄金貨、閃貨、大金貨、金貨、銀貨、小銀貨、銅貨、石貨の8種類がある。価値としては
日本円で黄金貨は500万
閃貨は100万
大金貨は50万
金貨は10万
銀貨は1万
小銀貨は1000円
銅貨は100円
石貨は10円ぐらいの価値だと思っている。
物価も日本とはだいぶ違い
食物や、鉱石などの資源は安いが
紙や本などの物価は高い感じであった。
スカイオールには七つの大きな国があり、その七大国が世界の実権を握っている。
七大国とは
・共存の国 ノア
・商人の国 カルラ
・宗教の国 オバレヌ
・製造の国 アルガニラ
・魔法の国 ワルギス
・騎士の国 ブリタニカ
・武の国 蒙愁
この七大国が世界の在り方を決めていると言っても過言ではない。
ちなみにクローシャたちが知り合ったのはノア王国の近辺にあるリバーシック村で、ノア王国の領土となる。大国の付近にある村は大概は大国の領土となっているが大国といっさいの関係をもたない地域も少なくはない。
今回、赤原の猟犬たちはその大国と関係をもっていないインジェラ草原の付近を旅していた。
「うーっ…仕方ないわね…」
俺がひとしきり考えているうちにマリーも諦めたらしく魔力コントロールの練習を認めてくれたようだ。
この魔力コントロールの練習はアキラが教えてくれたもので、3歳の誕生日を迎えた日に戦いかたを教えてくれと言ったらマリーに危ないからダメだと止められたときにアキラに相談したら教えてくれたものだ。
魔力には、身体の強化や自然治癒などの体内で常に使われている内孔魔力。攻撃魔力などの身体の外で現象を起こすことができる外孔魔力の二種類が存在している。
アキラに教えてもらったものはその内孔魔力を扱った魔力のコントロールだ。内孔魔力を極めることができればアリシアのように華奢な身体でも指一本で自分の身体よりでかい岩を叩き割ることもできる。
正直に言うと、話だけなら嘘だと鼻で笑っていただろうがアリシアに興味本意で聞いてみたら簡単に叩き割ってくれた。もはや人間の範疇を越えている
要するに接近戦の強い人間は、この内孔魔力を鍛えて質をあげることを重点的に努力するらしい。
外孔魔力は産まれもった才能で魔力の質が決まっているらしいが、内孔魔力は使えば使うだけ魔力の質が上がっていくらしく、アキラいわく内孔魔力をコントロールして消費をはやくすれば魔力の質を効率的にあげることが出来るらしい。
おっと、また考え込んでしまったようだ。悪い癖だな、外見は五歳でも内面は30年近く生きてるのだ。だいぶ俺も歳だな
「あっ、そういえばお昼ご飯が出来たから呼びに来たのよ?とりあえずそっちのほうに川があるからちゃんと手を洗ってから来るのよ?」
「はーい!」
俺は無邪気な子供のように走りながら川まで駆けていく。
とりあえず重要な世界観の設定の説明で一話使わせてもらいました!他の設定は物語の中で説明していこうと思います。




