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かつて、
僕は、
ドラえもんを欠かさず、テレビで、
見ていた少年で、あった。
当時、
ドラえもんは、
映画でも、長編アニメとなり、
それも観に行っていた。
ジャイアンは、
テレビのアニメにおいては、
のび太くんが、
できれば出くわしたくない存在だが、
映画においては、
のび太くんにとって、
実に頼もしい存在に、なっていた…。
これは、紛れもない、
僕の8歳のエピソードで、ある。
僕の通う、
小学校は、
1学年のクラスはメンバー、
そのままで、2学年になるというシステムで、あった。
担任の先生が代わらなかったのだ。
1年生のクラスの先生が、
2年生の僕らをそのまま、
受け持ってくれた。
これは、実に、
僕が【当事者】だった…という話である。
小学生2年生に、なった僕は、
間もなく3学期を、
終えようとしていた。
その時、
クラスは、
よく分からない不穏が、あった。
暗い…では、ない。
むしろ、
逆であった。
明るいを通りこして、
妙に陽気であった…。
それで、
子供らしい、といえば、
子供らしいのだが、
花瓶を割った…や、
クラスメイトが忘れ物を多発する…
宿題をしない…
帰宅前の掃除が不真面目…などなど、
どこか、
クラスはふわついていた。
だから、
普段、本当に優しい担任の先生が、
帰りの会で、
クラスの皆に、
怒ったのだ…。
先生は、皆に言った。
もう、みなさん、
3年生に、なりますよね!
本当に、
それで大丈夫ですか?
みなさん、
自分の胸に手を当てて、
今一度、よく考えてみてください!
3年生からは、
みなさん、
バラバラに、なります。
このメンバーで、
このクラスを過ごせるのも、
残りわずかな日々です…。
そして、
この学校を去っていく、お友達も、
います…。
佐藤くんです。
佐藤くんは、
御両親の仕事の都合により、
北海道に引っ越されます…。
(先生、それを今、言うの!?)とキョドる、
僕であった。
そのクラスで転校してゆくのは、
僕、佐藤武治1人だけであった…。
その日、
下校時間になり、
校舎の下駄箱で、
靴を履き替える僕の前に、
クラスで1番のガキ大将が、
1人、現れ、僕に言った…。
「佐藤が、いなくなると、寂しくなるなぁ…。」
それに対して、
僕は、
「いつだって、会えるよ!
これからも、いつだって、会えるから!!」
とは、言えなかった…。




