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荒む大地   作者: Ecrire
第一部
2/20

プロローグ

エクリールです。

荒む大地の導入編、プロローグを投稿させていただきます。

尚、プロローグは本編を含みもう少し続きますのでご了承ください。

 ある時のことであった。

 空は黄金に輝き、あまりにも神々しい光に照らされる新緑の木の下で、3人の親子が会話をしていた。

 いつもと変わりのない笑顔で語りかける、ブロンドの髪を長く伸ばした少女は、普通には考えられないような事を口にしていた。


「お父さん!お母さん! タブーの先になにがあるか知ってる?」

「どうしたんだい――、私はそのようなことをしようと思わないから分からないよ」


 唐突な質問に驚く両親に頷きながら、少女は言葉を続けた。


「そうだろうね、私もそれを知るまではやろうとは思わなかったな。 それでもね!どうしてもやりたくなった理由があるの!」

「あら、どんな事かしら? 私は少し気になるわ」

「あのね、タブーを犯してまで魔法と技術を合成することによって、一筋の光が現れるらしいの!

その光を浴びた先にカミサマがいてね、その人が何でも願いを叶えてくれるんだって!」

「願い…? なんでもか?」

「うん! 例えば不老不死とか、権力を手に入れるとか、国を作ることも出来るんだよ!」

「それは興味深いわね、――はそこまでして何を望むの?」

「私はね……―――」


 少女の声は風にかき消された。

 このひとつの願いはやがて、この街の未来を強く揺らがせる引き金となってしまうのだ。


 これから語られるのは、一人の少女の願いの話である。


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