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異世界戦機  作者: 虎徹
第一章
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序幕

処女作です。

感想などもお待ちしております。

いつも何かを求めていた。


刺激的な日常を、毎日楽しいと思える環境を。


平凡に生まれ、平凡に老い、平凡に死んでいく。


そんな平凡(・・)から抜け出し、自分は他人(ひと)とは違う特別な何かをしたいと願う。


(そのたおおぜい)では無く()


自分は違うと、あいつ(ら)とは違うと、若かりし頃はそう願う――。


いつも何かに追われ、それでも何かに抗う。


長いものには巻かれろ、人生とはそういう物だと誰かが言った。


賢いものはそうすると、

自分は特別ではないと、

平凡が一番だと、


――くそ喰らえ。


――そんな人生で何が楽しいのかと。


――人と同じで何が自分()だと。


平凡な日常から抜け出し、自分が理想とする場所(ねがい)を追い求めるのは、子供だけの特権なのか。


こんな考えは何か間違っていたのだろうか・・・・

更新は可能な限り5日以内に行う予定


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