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第39話  〜明日は休暇だ!〜

  「なんと…ホントに人がインサニティ・モンスターを生み出していたのか...?」

 厳ついおっさんがそう、オレたちに聞いた。 

 見た目的にも怪しい。絶対にこいつだ。黒いフードにマスクだぞ? 

「はい。確かに見ました。」

『違う! 私はなにも知らない! まずは拘束を解いてくれ! 私は本当に何も知らないんだ! 信じてくれよぉ!』

 フードの男が情けない声でそうおっさんに訴えた。

 今は逃げないように一応拘束魔法をかけているが、解けたらワープで逃げ出すかもしれない。気をつけとかないと。

「いや、お前は嘘をついている。」

「さぁ、教えてもらおうか… どうやってインサニティ・モンスターを生み出して いたのか。なぜ、そんな事をしたのか。」

 そう聞くと、男は大きな声で笑った。

『ばぁーか。教える訳ないだろ!』

『オレ一人捕まえただけで勝ったつもりになるなよ。』

『仲間は何人もいる。ものの数週間でこの世界はインサニティ・モンスターに征服されるだろう!』

『偉大なる我らの神よ、私の最後を見届けたまえ!』


パァン


 男の心臓が破裂した。

 沢山の血が飛び散って、男は動かなくなった。

「なんと... 拘束魔法をかけられていても自害出来るなんて...」

 油断した。これじゃあ、振り出しに戻ったじゃないか... 唯一判ったことといえば、人(?)の手によってインサニティ・モンスターが生み出されていた事ぐらいだ。


 しばらく沈黙が続いた。


「......約束どうり、原因を調査した分の報酬だ。受け取ってくれ。」

 ドサッと G《ゴールド》 が机におかれた。

「1日休暇をやるから、また調査に行ってくれ。よろしく頼む。」

 休み1日しかないのか.......

「アイツ... 自殺したせいで、俺が八つ当たり出来なかったじゃねぇか。」

 まだ気にしてたのかよ......



 建物の外に出たときには大粒の水滴が大量に降っていた。

「大雨だね。早く家に帰らないと....」

「あのー...  セリカさん。家って…」

「あぁぁぁ!! 忘れてた…」

「ん? 家が無いのか? なら、うちにくるか?」

 セロナイス。ありがてぇー

「まじっすか!? じゃあ喜んで行かせてもらいます!」

 と、オレが言うと

「セリカとペトラにきてほしいんだけどなー」

 セロ.........

 そうか。 オレには言ってなかったんだな。 よくわかったよ。

 セリカとペトラは行くしかないけど、死んでも行きたくないような顔をした。

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