表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワールド・ガイア  作者: 水野青色
70/281

70~集落の立て直し始まります~

お読みいただきありがとうございます。居眠り女主人公、魔力を使っては寝て、を繰り返しております。

拠点での朝は、雨だった。

こちらは雨が多くなっているな。

秋の次が雨季なのかもしれない。


朝食を食べていると、メイちゃんが王都中央部の家から戻ってきた。

サカイからの伝言で、スライムが集まったらしい。

メイちゃんとシツジローくんに取りに行かせ、拠点に持ってこさせた。


「プラント母さん、この子達食べて、核だけ頂戴」


うごめく麻袋の口を広げると、スライムを出す。

いっぱいいる。

さすがに500は多かったかな?


プラント母さんが触手を伸ばしてきて、無心に食べている。

時々川の中の魚も食べているから、味変かな?


核がいつものごとく山となり、成長魔法をかけて、錬成部屋へ。

炎のスライム核石と、水のスライム核石を錬成して、準備は完了。


でも、これだけで眠い。

大あくびして、ベッドに横になる。

ほぼ無限のようにあるのに、ちょっと魔力使っただけでこの眠さって、どれだけ私の睡眠足りてないんだろう。

まだガラスだって足りないし、家を作る資材は・・・足りているね。

起きたら考えよう。


目が覚めたのは翌日の早朝だった。

家の庭の植物たちも、そろそろ実りも終わり、枯れそうだ。

ここにも温室作ればいいのじゃないかな?

ガラスハウス。

大事だよね。

ああ、でもそれだと、プラント母さんが世話できなくなってしまうのか

それも困るな。

プラント母さんは大きいから、温室に入り込めないよね。

屋根の部分や壁の部分のガラスをスライド開閉できるようにしたらいいのかな。

雨に濡れないし、温かいし。

プラント母さんが触手で面倒見てくれたらいいんだわ。

作るのは私のスキルで何とかできそうだし・・・

集落のも同じにすればいいんだわ。

晴れの日や雨の時はある程度取り入れてから、しめてもらうようにする。

ほかの国でできるのに、この国でできないのはおかしいもの。


ガラスのための土を取りに行き、ガラスを作る。

集落での大きさも考えられたし、ここのは小さくてもよさそうだし。

あとは眠くなる前に、小さなガラスハウスを作ってみる。

この中には、庭の野菜や果物などの一部を入れて育てましょう。

いつでも食べられるように。

冬に野菜不足は嫌だしね。

プラント母さんに、ガラスハウスの開け閉めも教えておく。

うん、頭いいからすぐ覚えてくれるわ。

後、植え替えも頼んでおいた。

プラント母さんだよりだ。


結構おきてられたと思う。

眠いわ・・・


起きたのはさらに二日後だった。

無理しすぎたかな?

とりあえず、メイちゃんとシツジローくんを伴って、集落に行かなければね。


「お嬢さま、サカイ様が不審がられています」

「え?なんで?」

「いつもおうちにいるお嬢さまが、いないからでしょう。寝ているとは伝えてありますが・・・」


実際には寝ていないしね。


「ご報告もあるそうなので、もし起きたら連絡が欲しいといわれております」


なんだろう?

集落で住民の住居の作り直しなんだけどな。

冬前には終わらせるのが必要。

あ、スライム、取っておけばよかったかな・・・

野生のスライムも、汚物処理用においておけるし。

私はテイマーだけど、スライムはエサさえあればテイムしないでも済むからね。

どこの住処にもいるはずだけど、あそこはいないから、汚物処理が追い付いていないのも原因だろうし。

森から持ってきてもらおう。


「サカイの話はあとにして。今日は集落行くよ」

「承知しました」


ポータルを通って、集落。

まずは、使っていない家のことを確認する。

見事にほぼ使ってないところが、一か所に固まっている。

ジャムさんに説明して、ここを魔法で更地にした。

それでも建てられる範囲は広くなさそうだ。


住民にも説明して、老人ばかりなので、あまり遠くにはなさずすめるようにしよう。

あとは外に広げてみよう。

どうせ、畑とかも、門と壁を作って囲うからね。

住民が住める住居と新しく入った家族用の家と私たちの居住場所と数件の空き家を作る。


・・・あ、眠い。

でもまだ終わらせるわけにはいかない。


平屋建てだが、キッチンもリビングも、ふろトイレも、寝室もある。もちろん物置もだ。

同じつくりの家を、老人の住んでいる分だけ作る。

今まで住んでいた家は、後で取り壊したら、支部と宿屋とか作るようにしよう。

あちらは門に近いからね。

奥までガラの悪い冒険者たちが来ないように、広場が真ん中だ。

住民スペースの後ろ側に、ガラスハウスを作りたいけど、まだ無理そう。

眠さがピークだ。


「ジャ・・・ジャムさん・・・スライム・・・」


そのまま意識を失った。

起きた後で聞いたところによると。スライムの確保はシツジローくんが、頼んでおいてくれたらしい。

よかったよ。



毎週水曜日更新しております。飽きずに見てくださる方ありがとうございます来週も更新できるように頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ