69~ガラスでできたのってあるよね~
お読みいただきありがとうございます。居眠り女主人公、集落の修復にいろいろ考えています。
木の加工をしなければならない。
でもそれは細かい作業が得意なメイちゃんやシツジローくんに任せよう。
そういえば、いやし草を育てる場所も考えないと。
ビニールハウス?
あ、でもこの世界、ビニールないよね。
それならどうしよう。
季節関係なく作るには、どうすればいいのかな。
ガラスでできたやつならどうにかなるのかな?
ガラス作るには、炉を起動させないとな。
どれほど必要なのかもわからないし、それに必要な砂を手に入れないとな。
森の中の土でもできるのはできるけど、まだしばらく向こうには帰れないかな。
「メイちゃん、シツジローくん、ちょっと土を取りに行ってくるよ」
「土ですか」
「砂があればいいんだけど」
「確かにこの辺りは砂がないですね」
「仕方ないよね。ここは森の中だし」
土がガラスになるには、性質変化をしないといけない。
そのための魔力も出さないといけないし、そこからガラスを作らないといけないし、時間がかかるな。
でもしかたない。
スライムはメイちゃんとシツジローくんに取りに行ってもらって、寝ておくかな。
森に入って土を取る。
どれほどとればどれくらいのガラスができるのかな?
まあいいや。
家の中の炉を起動する。
炉に魔法をかける。
変化していく土はガラスになり、それを板にする。
ガラスは数枚しかできなかった。
「これじゃ足りないな」
でも森の土をあまりとるのもよくないよな。
集落のほうの周りの土ももらってこよう。
ああ、でも今日はもう寝よう。
眠いし。
目が覚めたのは三日たってからだった。
プラント母さんが、スライム核をまたこんもりとした山にしてくれている。
どれだけスライムを栄養にしているんだろう。
川の魚も食べつくしていないよね?
あ、魚料理が食べたい。
大根おろしに醤油漬けて…
醤油がないけどね。
大豆はどこにあるんだろう。
ジューノさんなら知っているかな?
今度聞いてみないとね。
「今日は集落に行くわ」
「お供します」
メイちゃんを連れていく。
もちろん、メイちゃんはごはん作りするだろうし。
私は集落の外で、大穴でも作って、土をもらっていこう。
深いのを作って、畑の水用の水たまりにすればいいのか。
必要な土も手に入るし、いいと思うな。
集落は、いつもの通り何もなかった。
いまだに進まない冒険者ギルドの支部。
支部ができなくても、ここの暮らしは変わらないのだろう。
今の集落の老人たちは、健康になったから、長生きをしてくれると思う。
それまでにいろいろと用意しておこう。
いつかこの集落が無くなっても仕方ないけど。
ジャムさんに家の修復のこと、いやし草のことを話す。
そのための外に大きなため池を作ることも。
ジャムさんは私の勝手にやらせてくれているから、楽だ。
家の修復というか新しい家を建てることにしようとは思っている。
ほとんどの家が平屋だから、平屋でいいそうだ。
住んでいないとこも含めた件数、全部を建て替える。
その家々に囲まれるように、いやし草のガラス温室を作る。
集落のおおきさが多少大きくなっても、気づかれないだろう。
集落を土壁で囲むことも考える。
きちんとした門があれば、魔獣の襲撃にも対処できるはずだ。
いっそ、外の畑も壁で囲ってしまったほうがいいのかもしれない。
まずは大量の土を手に入れるために、ため池という大穴づくり。
雪や大雨が降った時にこの中にたまるといい。
乾き石と呼ばれる、スライム核石を入れておこう。
ある程度以上の水がたまると、蒸発させてしまうという代物だ。
作るのが難しいから、私自身あまり持っていない。
ゲーム内で作ったものだ。
これならあふれることもないだろう。
水がないときは起動しないのも面白いし。
ジャムさんに大穴だけできていることは伝える。
冬や雨期になれば水がたまることも。
メイちゃんが集落のみんなにご飯づくりしている間に私は帰る。
ガラスづくりは大変だ。
ああ、眠い。
まだまだ時間がかかりそう。
お読みいただきありがとうございました。最近忙しくて、水曜日更新、頑張っているけど追いつかなくなっているかもしれません。




