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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
69/323

69~ガラスでできたのってあるよね~

お読みいただきありがとうございます。居眠り女主人公、集落の修復にいろいろ考えています。


木の加工をしなければならない。

でもそれは細かい作業が得意なメイちゃんやシツジローくんに任せよう。

そういえば、いやし草を育てる場所も考えないと。

ビニールハウス?

あ、でもこの世界、ビニールないよね。

それならどうしよう。

季節関係なく作るには、どうすればいいのかな。


ガラスでできたやつならどうにかなるのかな?


ガラス作るには、炉を起動させないとな。

どれほど必要なのかもわからないし、それに必要な砂を手に入れないとな。

森の中の土でもできるのはできるけど、まだしばらく向こうには帰れないかな。


「メイちゃん、シツジローくん、ちょっと土を取りに行ってくるよ」

「土ですか」

「砂があればいいんだけど」

「確かにこの辺りは砂がないですね」

「仕方ないよね。ここは森の中だし」


土がガラスになるには、性質変化をしないといけない。

そのための魔力も出さないといけないし、そこからガラスを作らないといけないし、時間がかかるな。

でもしかたない。

スライムはメイちゃんとシツジローくんに取りに行ってもらって、寝ておくかな。


森に入って土を取る。

どれほどとればどれくらいのガラスができるのかな?

まあいいや。


家の中の炉を起動する。

炉に魔法をかける。

変化していく土はガラスになり、それを板にする。

ガラスは数枚しかできなかった。


「これじゃ足りないな」


でも森の土をあまりとるのもよくないよな。

集落のほうの周りの土ももらってこよう。

ああ、でも今日はもう寝よう。

眠いし。


目が覚めたのは三日たってからだった。

プラント母さんが、スライム核をまたこんもりとした山にしてくれている。

どれだけスライムを栄養にしているんだろう。

川の魚も食べつくしていないよね?

あ、魚料理が食べたい。

大根おろしに醤油漬けて…

醤油がないけどね。

大豆はどこにあるんだろう。

ジューノさんなら知っているかな?

今度聞いてみないとね。


「今日は集落に行くわ」

「お供します」


メイちゃんを連れていく。

もちろん、メイちゃんはごはん作りするだろうし。

私は集落の外で、大穴でも作って、土をもらっていこう。

深いのを作って、畑の水用の水たまりにすればいいのか。

必要な土も手に入るし、いいと思うな。


集落は、いつもの通り何もなかった。

いまだに進まない冒険者ギルドの支部。

支部ができなくても、ここの暮らしは変わらないのだろう。

今の集落の老人たちは、健康になったから、長生きをしてくれると思う。

それまでにいろいろと用意しておこう。

いつかこの集落が無くなっても仕方ないけど。


ジャムさんに家の修復のこと、いやし草のことを話す。

そのための外に大きなため池を作ることも。

ジャムさんは私の勝手にやらせてくれているから、楽だ。


家の修復というか新しい家を建てることにしようとは思っている。

ほとんどの家が平屋だから、平屋でいいそうだ。

住んでいないとこも含めた件数、全部を建て替える。

その家々に囲まれるように、いやし草のガラス温室を作る。

集落のおおきさが多少大きくなっても、気づかれないだろう。

集落を土壁で囲むことも考える。

きちんとした門があれば、魔獣の襲撃にも対処できるはずだ。

いっそ、外の畑も壁で囲ってしまったほうがいいのかもしれない。


まずは大量の土を手に入れるために、ため池という大穴づくり。

雪や大雨が降った時にこの中にたまるといい。

乾き石と呼ばれる、スライム核石を入れておこう。

ある程度以上の水がたまると、蒸発させてしまうという代物だ。

作るのが難しいから、私自身あまり持っていない。

ゲーム内で作ったものだ。

これならあふれることもないだろう。

水がないときは起動しないのも面白いし。


ジャムさんに大穴だけできていることは伝える。

冬や雨期になれば水がたまることも。

メイちゃんが集落のみんなにご飯づくりしている間に私は帰る。

ガラスづくりは大変だ。


ああ、眠い。

まだまだ時間がかかりそう。


お読みいただきありがとうございました。最近忙しくて、水曜日更新、頑張っているけど追いつかなくなっているかもしれません。

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