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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
298/307

298~あれ?もこもこ?~

会議所でぬいぐるみを作っていたら、ダンゴローさんに呼ばれた。

メリノーポップを世話してくれているから、養牧場だ。


目の前の広いところに、メリノーポップが・・・。


「いや、なんで?」


今いるメリノーポップは、最初の親羊を入れて6頭。

本来なら間違ってないわね。

毛から生まれたものは増えない。

それも間違ってないはず。


「いーち、にーい・・・」


ナナが数えてる。

数えなくても6頭ならすぐにわかる。

いや、違う。

増えてる。

今いるメリノーポップは20頭。


いや、なんで?


「どこかから買ってきた?」

「紛れ込んできたのかと・・・」


ああ、それなら・・・

急に6頭が14頭も増える?

そんなに集団が、一日二日で紛れ込む?

ここ、森がすぐにある何もない集落だよ?


原因はすぐにわかった。

ボスがやってきて、ダンゴローさんに説明。

野生のメリノーポップだそうだ。

しかも、毛で増えていないもの。

ボスの仲間たちが連れてきたのだそう。


「たくさんいるうちの数頭だそうです」


森の奥にはメリノーポップがたくさんいるのだそうだ。

知らなかった。

気が弱いというのに、森の奥に住んでいて大丈夫なのだろうか。


「メリノーポップは、毛玉となってしまうと、ほかの魔獣に襲われませんから」


知らなかった情報だ。

ああ、でもこれで、どれが一番最初のメリノーポップなのか、見分けがつかないな。

おとなしく毛刈りさせてくれるのかな?


「もこちゃーん」


ナナが突進していく。

いやいやいや。

ナナ、それ違うんじゃ?

と思ったら、そのメリノーポップが嬉しそうにナナと戯れる。

ナナ、すごいわね。

こちとら増えたメリノーポップの区別なんてつかないわよ。


「とりあえず、ここに馴染んでくれるのかしらね」


思い思いに草をはみ、えさを食べているようだけど、どうなのかな?


「一応、すべての毛刈りが終わっています。どのメリノーポップも、まだ増える段階ではないようですので、しばらくはこのままかと思います」


それならいいけど。

たった6頭だけでも、倉庫はいっぱいだったし、人手が足りないよね。

ここは早急に考えないと。

考えることが増えてる気がするけど、ジャムさんに丸投げしようかな。



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