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いろいろとあって、看護婦の私は前にいた病院から別の病院に移ることとなった。


建物はかなり古いが、大きな病院だ。


そして数日経ったころのことである。


廊下を歩いていると、目の前に一人の女が立っていた。


真っ白いワンピースに長く黒い髪。


まるでそのままホラー映画から抜け出してきたような風貌に一瞬ぞっとしたものだが、私はただの見舞い客だと思い、見て見ぬふりをした。


その女はしばらく廊下に立っていたが、やがてある病室に入って行った。


長くて質量の豊富な髪と角度のせいで、女の顔は最後まで見ることが出来なかった。


私は別の病室で仕事があったので、そちらに向かった。


後で女が入った部屋を見てみると、そこには女はもういなかった。


その日の夕方、女の入った病室の患者が死んだ。


重病ではあったが、誰もこんなに早く死ぬとは思っていなかったので、ちょっとした騒ぎとなった。


「まだ死ぬには早いだろう」


担当医が少し怒り混じりにそう言ったのを、私は聞いた。



それから一ヶ月ほど経ったある日、夜勤だった私は再びあの女を見た。


もちろん入院患者ではない。


それに見舞い客は身内が危篤など特別な状況でない限り、夜に病院にはいられない。


それなのにこの女は、深夜と言う時間帯にここにいるのだ。


私は女に声をかけようとした。


何でこんな時間にうろうろしているのかを問いただそうとしたのだ。


すると女は、ある病室に入った。

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