第98話「帝都観光地へ!!」
「こっこれは公爵様!!直ちに手配をさせて頂きます。」
最高級の宿に泊まることになった。初めてだなぁ。ちょっと楽しみ。
旦那様、アクジキとお嬢様、俺とミストレアで部屋分けだ。いいのか?まぁ最高級宿なら警備の問題は無いだろ。
「うわぁぁぁぁあ!!広い!!お金持ちって感じですね!!ねぇ!ミストレアさん!」
「ふふっ。もぅ。子供なんですから。」
ミストレアは呆れている。いや!部屋は糞広いしベットも三人位寝れるんじゃね!?
「ふかふかベットを味わいたいですがミストレアさん。僕はどうすれば?」
「すみません、今日は予定は無いですね。旅の疲れを癒す目的もあります。ゴールド君は冒険者ですからね。」
「あぁ。じゃあ自由行動してもいいですか?」「構いませんよ。但し雷獣の槍が帰ってきてからなんですがね。」
とりま受付の辺りで待機するか。ミストレアと帝都の話で盛り上がった。お嬢様は休むので外出禁止だそうだ。お土産でも買うか。
「あれ?ゴールド君?」
ミモナさんか。あれ?二人は?
「あっああ。グンターとベーヘルは旦那様の護衛に行ったよ。私は買い出しかな?」
Aランク冒険者なのに買い出し、、、。手伝うかな。
「良かったお手伝いしますよ。ミストレアさんもいますし。僕も帝都観光しようと思ってたんですよ。」
「ありがとう!ごっごめんね。なんかせがんじゃって。」
まぁ全員アイテムポーチ持ちだし手間なんて無いけどね。
まずは食糧。帰りの分らしい。
後は消耗品かな?アクジキさんにリストアップされたものを次々に購入していく。
「ふぅー。やっと終わった、、、二人ともありがとう。私はもう宿に戻らなくちゃ。」
「はい。また後で。」
夕飯迄には戻らなければ、、、取り合えずギルドに行こう。
「なんだ?あのガキ?」
「やめろって横の奴、騎士だろうぜ。貴族の坊ちゃんだろな。」
「昼間っから女侍らしやがって全くご貴族様はいい身分だぜ?」
なんかめっちゃ言われてる。ミストレアのおかげもあるけど俺もちゃんと高級なマジックアイテム で身を固めてるしギリギリ貴族の坊ちゃんに見えなくもないか?
「すみません。龍剣の刃はいらっしゃいますか?」
「あ、あぁ。龍剣の刃は今依頼に出ていまして、、、大変申し訳ありません。」
「ですか。ではCランク冒険者のハーネさんはいらっしゃいますか?」
取り合えず誰でもいいから知り合いに会いたいんだが、、、後でナルカの店も行ってみるか。
「ハーネさんはいますね。多分街を歩いているかと思います。お待ちになりますか?」
マジか、、、時間がないしアポ取ってないから仕方無いか。帰るか。
「いえ、、ゴールドがきたとだけお伝え下さい。」
「ゴールド君。よろしかったのですか?」
「滞在期間とかは聴いてます?まぁ明日でもいいかなぁ、、って。」
「確か一月は滞在するとか、、、予定ですけどね。」
なら後日でいいか。そう思い宿へと帰るゴールドであった。




