第70話「売られた喧嘩は倍値で買うけど?VS魔法学生!!」
「おい。そこのお前。俺と模擬戦をしないか?」
何か自信ありげな金髪の、、、エルフ!!!!!マジかよ!!初めて亜人見たわ!!!
耳をジロジロ見てしまう。いや、ねぇ。はぁ、、、学生服とのコンボなら女の子のエルフ見たかったわ。
「何をジロジロ見ている。そんなにエルフが珍しいか?」
うん。すっごく珍しい。母の話で聞いた事があるぐらいだ。
「申し訳ありません。エルフを見るのは初めてで。僕はゴールドです。模擬戦。お受けしますよ?」
「ふん。俺の名はハーティン。誇り高きエルフの族長、『賢神』ユルミセイルの孫であり正統な継承者だ。」
驚きはあった。だがその言葉を聞いた俺は厳戒体勢を取る。継承者といえば闘神の継承者アスラジンを思い出したからだ。
「面白そうな奴かもと思ったがそこら辺の奴らと変わらないか、、、まぁいい。行くぞ!」
ハーティンは杖を構える。俺も杖を構える。剣を抜かない俺にハーティンは驚いていたがそんなのはどうでもいい。
勿論早打ちをする訳では無い。ただのブラフだ。ソニアから貰った煙玉を地面に投げつける。後八個ある。
モクモクと煙が上がる。例のコンボだ。
「静寂を。サイレス。」「魔卿土来!!」「浸れ!広がれ!ウォータールーム!!」
前方に何層もの壁を作る。床を水浸しにする。そんなに範囲は広くないよ?
「無駄だ!!晴れよ!霧よ!クリアエアー!!」
煙があっと言う間に晴れる。まぁ、もう煙の役目は終わったが。ダブルブーツでダブルジャンプ!!
「這え雷よ。巡れめぐりめぐって。ジャミングサンダー。」
「なっ!しまっ!!」
もう遅い。所詮は学生だ。理解がやっとで行動が追い付いていないらしいな。
こうして自信過剰なエルフの継承者に勝利するのであった。
取り巻きにエルフの女の子がいた。必死にハーティンを治療している。
「彼の者に癒しを与えよ。ヒーリング。」
どうやらもう大丈夫そうだ。何かやたら回復力あがってんな?実力が上がってきているようだな。
「ありがとうございます!」「ありがとうございました!」
取り巻きの女の子のエルフに感謝される。眼福でしかない。
「うぐ、、、余計な事を、、、。」
ツンツン してるね。興味ないね。
「だが、、、お前の歳でその才能。いいだろう。俺の部下になれ。その才能、俺が使ってやる。」
は?ませたガキだ。まぁ相手は10歳位だし年上か?てか煙玉の事はスルーなんだね。卑怯者!!とか言われるとばかり思っていたんだけどね。
「いや、、、ここの学生じゃないので。服装を見てもらえばわかるかと。」
「ふん、、そんな事位分かるさ。私服を着ても大丈夫な校則を知らないのか?あぁ。本当に学生じゃないのか?なら俺の権限で手続きしてやる。光栄に思え。」
結構です。ちゃんと断っとくか。
「大丈夫です。僕はまだどこかに身を置く気はないので。」
ハーティンは顔を真っ赤に染め怒気を発している。それに構わず俺は宿に戻るのだった。




