第27話「帰還しました。お礼でゲスよ。さぁ早く」
難なく帰還を果たした一行。馬車でも森に盗賊が作った道があったので楽だった。
バレんじゃね?とも思ったが所詮は盗賊だ。こんなもんだろう。
街に着いた俺達はまず宿に向かった。
高級宿「春風亭」にて今後を話すことにした。、、、もう突っ込まない。
「まずは助かった。娘はもう休ませた。流石に堪えたみたいだしな。」
男爵は気丈だ。まだ何にもされて無かったのもあるだろう。
「約束通り報酬を渡そう。何を望む?金か女か?マジックアイテムか?」
うん。女でしょ。娘さんを下さい。なんて言ったらトラブルが起きるので返答は決まっている。
「出来ればマジックアイテムを所望致します。あとはギルドに報告をお願い致します。このなりなので信憑性に欠けてしまうんですよ。」
金は今商人に盗賊の宝を換金してもらっている。商人も損害なしからの命も拾った事もあってかその程度であればと喜んで引き受けてくれた。まぁ持ち逃げは無いだろう。男爵が保証してくれるって言ってたし。
「そうか。いつまでこの街に滞在する?すぐに届けさせよう。報告は必ずしよう。残党も警戒する必要があるしな。品に関してはこちらに任せていいのか?」
すぐに頷き交渉を終えるのだった。
「ふぅ。疲れたわー。ねるかー。」
流石に高級宿。フカフカベットやん。男爵は顔が利くらしく後払いだそうだ。
甘えるとするか。と二時間程ごろにゃんしていると商人が戻って来たようだ。
「ゴールドさん。こちらが換金したお金になります。」
金貨5枚と銀貨8枚銅貨2枚という大金だ。
「それとこちらは盗賊のマジックアイテムとなります。鑑定料が多少掛かりましたがこちらで負担させて頂きました。流石にこのぐらいはさせてください。」
いい人だ。マジックアイテム!ターイム!!
まずは湧水のコップ。魔力を込めると水が沸くらしい。便利。
次に銀時計。大変貴重な物らしく白金貨物らしい。いざとなったら売るか。
最後にアイテムポーチ。何か異次元魔法でいっぱい物が入るらしい。王金貨でも買えるかどうからしい。こちらは鑑定は頼まなかったそうな。ガキが王金貨クラスのマジックアイテムを持ち歩けばどうなるかは言うまでもない。
ただアイテムポーチ自体はありふれた物らしく最低でもCランク冒険者であれば持てるらしい。
ただ用量が桁違いらしい。何でこんなもん盗賊がもってんのと疑問だったが見た目で判別出来なかったのだろと商人はそう告げる。それに銀時計もあったし貴族が餌食になったんか?
こうして一夜にして大金持ちになるゴールドだった。
うん、、、。アイラは、、、そのねぇ。
とりま宿っしょ。
「もう!!何処に行ってたの?心配したんだから!!」
伝言、、残したんだけどねぇ。まぁ仕方ないか。
「すみません。いい依頼が無かったので盗賊のアジトを殲滅してきたんですよ。」
余りのインパクトにアイラは間の抜けた表情をしている。実力を知っているだけあって妙な信憑性があるのだ。
他の客は首を傾げるなりガキだし仕方ねぇか?とほくそえんでる。
「それで助けた貴族と一緒の宿に泊まる事になりましたので来てください。料金はこちらが持ちますので。」
カウフマンに伝言を残して宿をあとにするのだった。




