第26話「一方的な殲滅戦。残ったのはお宝の山!!!」
「静寂を。サイレス。」
まずは音を初歩魔法にて軽減する。だが余りにも見廻りが少ない。出っぱらってんのか?
そんな事を考えるが流石にアジトの中である以上は慎重だ、、、
「飲めっ!!喰え!!宴だぁぁ!!!」
何処かの人気漫画みたいなセリフが聴こえる。
あー。宴会か。しかも30人程度の盗賊がいる。きっと商人の馬車でも襲ったのだろう。
汚物は燃やし尽くすとするか、、、おーなーじーみーの!!
「紅蓮を放て我が眼前に!!フレアブラスト!!!」
宴会にはやはり一発芸は必須だろう。盗賊を一瞬で灰に変える。
お代はその穢れた命ってな。
、、、これ大量虐殺、、、おえっ、、、。
ゴールドの胃は宿の朝食を吐き出すのだった。
幸い血みどろ池でもなく死体の山でもなくただの燃えカスに過ぎないのでそこ迄のトラウマにはならなさそうだ。
さぁ。盗賊はどうでもいい。普通なら盗賊を蹂躙しお山の大将との一騎討ちがみどころなのだが そんな事は出来ないのでこの結果だ。
残されたのはお宝と捕らえられた美女だろう。
最早どちらが盗賊なのかと言ったところである。まぁ盗賊は悪であるので誰も困らないが。
10分程探し回る。ゴールドは歩き慣れない所は時間がかかるのだ。
ふと小部屋が目につく。
牢屋があった。あっさりしてんな、、、しかもご丁寧に隣は宝物庫。馬車あるんですけど!!!!
ん?牢屋には何人か人がいる。
「冒険者のゴールドです!!!ご安心を盗賊は全て殲滅致しました!!僕が来た!!!」
パフォーマンスは欠かさない。目の前の美少女にアピールをするためだ。見た目から貴族の令嬢だろうか?
綺麗なので恐らくは盗賊の餌食にはなってないだろう。あと商人っぽいのとオッサンがいる。
「それは本当か!!!とにかくここから出せ!!!冒険者よ!!報酬は弾む!!!」
まずはガキってツッコミが来ると思ったがそれほどまでに追い詰められていたみたいだ。
えっ?今報酬は弾むって言った?そこの娘さん下さい。そんな冗談を考えつつ。
「わかりました。その依頼確かに引き受けましょう。では扉から離れて下さい。危ないですから。」
鍵が無いので扉を焼ききりそのあと冷し壊すのだった。、、、めっちゃジュワーってなったのは言うまでもない。
「俺はグルグーン男爵だ。こちらは娘のマニカ。」
「私は商人のウィッスです。」
貴族と商人で合ってたようだ。護衛は、、、まぁ居ないだろうな。
「まずはお宝ですね。馬車は二台あったようですし片方にはお宝をもう片方には貴族の方を乗せましょうか?では商人さん。手伝って下さい。」
ゴールドと商人は商人の馬車にお宝を積める。
「厚かましいのですが。このお宝の中には勿論私の持ち物もあります。助けてもらった上にこのような事を頼むのも恐縮なのですがなんとかならないでしょうか。」
まぁテンプレの返しだな。返答も用意してあるが。
「私は盗賊ではないので。商人さんの持ち物は商人さんが持っていって下さい。私は盗賊のお宝だけで結構です。貴族の方も同様ですので。あらかじめ馬車に分けて下さい。言ってくだされば積み込みますので。」
貴族と商人は驚いた表情だ。
「これはなんとも。この恩は必ず返します。」
「すまぬ。恩義に絶えぬ。」
こうして帰路につくのであった。




