第107話「交渉開始!!公爵家の戦力。」
「以上が僕の説明となります。」
公爵は驚いていた。オークエンペラー、マジックアイテムもそうだがやはり目の前の少年に対する驚きが一番だろう。
「、、、分かったよ。直ぐに協力を要請しよう。彼女は幸い帝都にいるからな、、、アクジキ。」
「はっ!」
短く返事をしてアクジキは退室する。メイドとはいえ公爵家の者だ無下にはされないだろう。
取り敢えず一時的に休憩する事になった。それから数時間後、、、
「第4聖グロリアですわ。ふふっ。面白そうな子がいますね。」
全体的に紫色が特徴的な女性が出てきた。、、、妖艶?と言った感じだな。
「あぁ。彼は家で雇いいれた新人君だ。座りたまえ。」
取り敢えず役者が揃ったので話し合いは始まる。
「説明は以上です。えっと、、グロリアさん。ご理解戴けましたか?旦那様の許可は頂いておりますので。」
「へぇ、、、君といい、マジックアイテムといい面白いわね。了解したわ。で?公爵様は戦力をどう選抜するわけ?雷獣の槍?」
「あ、あぁ。まずはグロリア、雷獣の槍、ミストレア、ゴールド、それと案内役にタノシールを。」
タノシールは驚きの表情を隠せない。あぁ、通りでこの話し合いに参加してる訳だ。
「了解致しました。旦那様の護衛はどうされるんですか?」
当然の疑問だ。ふと思い付いたので聞いてみる。
「ガードマンとナツルギを呼び戻す。アクジキとカノンにはその間私といてもらうつもりだ。」
お嬢様を戦場に連れていく訳には行かない、当たり前だな。
作戦が決まった以上すぐに動き出す。一狩り行こうぜ!!!
「では陣形の確認をするわ。」
前衛にグロリア
中衛に俺、雷獣の槍
後衛にタノシールとミストレア。
一応龍剣の刃を押してみたがギルドに貸しを作る可能性があるのでNGだそうだ。
てかフォーメーション偏りが凄いな、、、
「すみません、、、グロリアのみが前衛で大丈夫なんですか?」
「?えぇ。問題無いわよ?」
マジかよ。オークの軍勢は約三百匹だぞ?しかも正面突破だし、、、
ベーヘルはすぐに横槍をいれる。
「問題ない。グロリア殿はそれほど迄に強いのだから。」
まぁ、、、百聞は一見にしかずだな。
「あっ、、、こちらで、、」
「ブモォォ?」「ブモォォオ!」
見つかった、、、グロリアさん、さぁ見せてもらおうか?
「毒蛇。」
その言葉と共に毒を纏ったマジックアイテムの鞭がオークに直撃する。
「ブモ、、」「ブ、、、」
撒かれた毒でオークはあっという間に溶けていく、、、強いな、、、
てか俺達は大丈夫なのか?
「ベーヘルさん。僕達は大丈夫なんですか?」「グロリア殿は毒を自在に操る。味方ごと巻き込むような真似はしないわ。」
一応大丈夫そうだ。でもちょっと怖い。
それから数分歩き続けると、、、
「あれがオークエンペラーの軍勢です。」
とうとう決戦の時が近づいて来た。




