第100話「『蒼き焔』の騎士ルフラン」
いきなり騎士に勝負を挑まれました……
まぁ騒ぎを起こすなって言われてるし断るか。
「もうし……」「もちろん受けるわ!!」
ああああ!!!お嬢様アクジキの話を聞いてました?アクジキを咄嗟にみるが知らん顔だ。
「分かりました。ではそちらでお願い致します。」
ギャラリー付きであんな広いところで勝負か……
「あぁ。申し遅れたね。私はルフランプランタジネット。『蒼き焔』の称号を持つ上級騎士だ。」
「ゴールドです。しがない吟遊詩人です。」
「ゴールド!勝つのよ!勝負開始!!」
お嬢様の合図とともにルフランは咄嗟に切り込んで来る。
6歳の肉体では受け切れない。取り合えず纏魔卿を取り出す。
「魔卿炎斬!!」「成程!中々腕がたつようだね!」
あっさり受けとめられる。実力はあちらの方が上のようだ。仕方ないよ。3年間鍛えたけど所詮はにわか仕込みだし、チートはあくまで一撃の火力が凄いだけで身体能力や技術が上がる訳じゃ無い。
「魔卿土来!!」からの「静寂を。サイレス。」
俺の黄金コンボだ。5つの土の壁を作り出し土煙と供にその身を隠す。
「魔剣技に魔法か、、、よくもその歳で。私も答えようじゃないか!!」「纏え!蒼き焔!!『セイグリットフレイム』!!!」
ルフランの剣が蒼い焔を纏う。その時ゴールドは直感で不味いと感じた。
土の壁から姿を表して纏魔卿を構える。
「隠れなくていいのかい?」「そうもいってられなくなりましたからね。」
纏魔卿に各属性の魔力を込める。これが俺の最強魔剣技!!!
「剣魔開闢!!『エレメンタルアブソーバー』!!!!」
ゴールドの纏魔卿が虹を纏う。見学していた他の騎士達は思わず見蕩れる。
「面白い。ここまでとはね。正直みくびっていたよ。」「お嬢様が勝てと仰っているのでね!!」
「「はぁぁぁぁぁあ!!!」」
二人の魔剣技がぶつかり合う。だがお互い引くことはない。
「がっ!!」
体格の差がここで出てしまった。ゴールドは軽く仰け反る。
「貰った!!蒼炎烈破!!!」
ルフランの魔剣技が炸裂する。だがゴールドは負けじと魔剣技で応戦する。
「魔卿水壁!!!」
(くそっ!!防ぐのがやっとだ!)
実力、経験、技量の差が大きく出ている。ゴールドはかなり焦っていた。
「その歳でその才能。中々のものだった。そろそろ止めといこうか!!」
「蒼龍炎双波!!!」
ルフランの魔剣が灼熱の紅、蒼炎の青を纏う。ゴールドにそのまま魔剣技を振るう。
「負けられるかよ!!!天地創造斬撃!!『イマジネイションスラッシュ』!!!!!」
二人の魔剣技がぶつかり合う。残ったのは地に伏せる二人であった。




