0004 捜査網
ここまで読んでいただいて、感謝の限りです!
国はリールの本性など気付いていた。
しかし、警察はリールがあまりにも凶悪で、後ろ楯が凄くて、殺すとこはできなかった。
船から下船したリールは朝、メンテナンスした銃をベルトに挟んだ。
その下から、コートを羽織る。
リーリエから貰った、名ばかりになったカードを捨て、リールは横浜湾から池袋へ行く電車に乗った。
池袋につくと、スーツを着た男が近づいてきた。
「紋章を。」
ナイフに刻まれた真舟会の紋章を見せると、スーツの男はサングラスの奥から声を出した。
「旦那。久しぶりです。」
「ああ、シルキは元気にしてたか?」
「いい働きっぷりで、毎日部下に食わせてます。」
スーツの男の背後に回ると、首筋に刃物をピタリとつけた。
「雑に話すな。聞かれる、早く案内しろ。」
「それがねぇ、旦那。」
スーツの男は身を翻すと、リールの首筋にショックガンを突き付けた。
「姉さんは、おまえをご所望だ。」
リールは踵を上に蹴って、ショックガンを下に落とした。
「愛しい妹はまだ怒ってんのか。まあ、可愛げがあるとか。」
「もう止めましょうぜ。姉さんになにされるかわかったもんじゃない。」
まあ、どっちにしてもこいつは地獄行きだなと、スーツの男は思ったが、スーツの男はショックガンに当てられ、気を失った。
スーツの男が起きると、左手の指の爪が全部剥がれていた。
「ぎゃああらあはあは!!!」
「おい、早く真舟会をアジトの場所を言え。」
目隠しをされたスーツの男は、アジトの場所を明確にはいた。
「俺がいた所とあんまり場所変わってないじゃん。早く会いたいな、妹よ。」
妹はちゃんと人を殺せるだろうかとリールは思った。
最後に椅子にくくりつけられているスーツの男の首をナイフで思いっきりハネた。
ゴトリと音がしたが、リールはそっちを見ていない。
廃墟になった建物を出ると、銃を持った警察に囲まれた。
「発砲許可が承認された、後ろ楯がない今が殺しどきだ。」
警察の上官が言うと、警察全員がリールへ発砲した。
「相手は殺しの達人だ、気をしっかり持て。殺される。」
「はい!」
リールが銃に手をつけないで、その中の一人に目を付け、腕を脱臼させた。
そのまま、足をとって盾にしながら違う建物に入る。
「旦那!」
援軍が来た。
真舟会の者かなと思ったが、気付かされた。
全員何故自分の身代金の話をしないんだろう。
リールは全速力で逃げ出した。
しかし、リールの態度が分かった、総、全員警察だったやくざ役もリールに総統して、弾丸を打ちまくった。
リールは蜂の巣になった。
無線がなる。
「脱獄した凶悪犯。死亡を確認。」
つまり、やくざのテリトリーから逃げてきたリールは、逃げる途中、現実の厳しさから、やくざの息子と警察に思わせられ、リールはそれを糧にして生きてきた。妹も警察の偽装である。
それは、リールが余りにも逃げ足と姑息な真似をするからだ。それにつきた。
こうして、警察の捜査は事なきをえた。
凶悪犯を逮捕したが、その凶悪犯は何もしらない。ただ、DVから逃げてきたただの人だった。




