大事なこと
「ごめん。僕謝りたいんだ。あんだけ…あんだけ茜は迷惑をかけておいて、挙げ句の果てには、茜にも怒っちゃって、瑠奈さんにも、また迷惑をかけて。本当にごめん。こんな…こんな情けなくて。本当は分かってたんだ。このままじゃダメだって。あのままじゃなんも変わらなくてむしろひどくなっていくばっかりだって。でもプライドばっかが邪魔して謝らなくて。
許してくれとは言わない。でも、そらでも謝らせてくれ。」
「私も謝りたいな。舞ちゃんに事情は聞いたの。間違いなく一番辛いのは誠一と舞なのにね、私そんなことも考えずに私誠一に怒っちゃって、私本当…馬鹿だよね。馬鹿。私は、今まで通り、いや今まで以上に誠一と仲良くなりたいんだ。だからさ、私と一緒に、居てください。」
「なあ、これまで通り一緒に、仲良くしてくれるのか?僕も一緒に茜といたい。好きだ、茜」
「私も、誠一が好き。正直、昨日とか一緒に入れなくて、私が誠一が好きな事とか、私の生活が誠一に依存してることとか、色々気付かされたんだ。一緒に、一緒に仲良くしてくれますか?」
茜は半泣きになりながら、でもしっかりと言ってくれた。僕もその思いに応えたい。応えたいから。
「大好き、愛している。それじゃ足りないかもしれないけど、好きだ。」
僕は茜に抱きついた。そして、同じように茜も抱きついてくれた。




