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6.5日目 本音

その部屋を出ていこうとした時、手をつかまれた。

そちらを見ると、黒い竜君が手をつかんでいた。


「黒い竜君…どうし…」


『……まな…、いかないでくれ』


名前を呼ばれ、それ以上何にも言えなかった。


『まな…まなっ…ずっと、よびたかった…っ!』


涙目で話している黒い竜君、正直嬉しかった。

そんなことを想われていたのかと思わなかったけど


『…うれしかった。なまえ、つけてくれて…、うれしかった…

 でも…すなおになれなくて……。』


「うん」


『…おれだって、つけてくれた、なまえでよんでほしい…わらいかけてほしい…でも、おれは―――。』


「大丈夫だよ。わかってるから、今はゆっくりとお休み。私はここにいるから。」


そういうと安心したのか清光は少し微笑んでそのまま眠りついた。

勿論、手を握ったままで。


『清光、眠りました?』

「うん、眠ったよ」


ドアの方から心配そうに覗いている光輝が顔を出していた。

あぁ、天使かな?


『僕もここにいていいですか?』

「勿論、いいよ」

そういうと、静かに隣に座った。

『早くよくなるといいですね』

「そうだね」

早くげんきになってね。清光


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