ミランダ
「やだね。早く帰れ、じゃなきゃ何がどうなっても知らない」
「主様が手を下さなくても私がやりますよ」
「あ、そう?じゃとりあえずその腕輪隠し持ってる近衛君たちを捕まえて?」
「あ、隷属の腕輪はすでに壊しておきました」
「あ、ならいいよ」
「待ってくれ!隷属の腕輪!?どういうことだ?」
王はいきなりのことに驚愕した。
「お前たち本当にそんなものを持ってきていたのか!!?」
無条件で服従させてしまういわば奴隷にしてしまえる腕輪だ。
しかし、それはあくまで盗賊などの犯罪者につけるもので一般人につけるものではない。
そもそも許可がなければ持ち出せないものだ。
「陛下。この展開予想してなかったんですか…。わたしでもわかってたのに…」
「ならいおうよ!?ねえなんでいってくれないの!?」
「面白そうだったからです。と。いうわけであなたたち近衛は近衛団長の権限で解散。そして馬鹿をしでかしことによるペナルティで魔の森へレッツゴー。ちなみに拒否権はないし、もう殴って飛ばします」
「「「「「「・・・」」」」」
近衛騎士団長ミランダはなんだかんだで仕事はする。
「さてさてお掃除は終わったよ魔術師君?」
「みたいだねー。おいでーフェンリルたちよモフらせておくれー」
「「「「がうっ」」」」
しかしのんは関係ないとばかりにモフモりはじめた。




