都市部のレストラン
誤字脱字があるかもしれません、ご了承ください。
ドレスを買い終えると夕方といい頃合になっていた。
「そろそろレストランに行くよ」
「うん!」
楽しみにしていたレストランに心躍る。
しばらく歩くと王都に入っていた、王都は中心都市マクスの中でも一際豪華絢爛でどこのお店も一見さんお断りの雰囲気だ。
既にドレスに着替えた二人は肉料理に定評のあるレストランに向かっていた。
すれ違うものがみな振り返る。
ドレスに着替えたアイミスは一国を傾けるほどの美女に変貌していた。
なかには英雄アイミス=マードレックと気がついている者もいたが無粋に話しかけてくるものはいなかった。
王都を行き交う人々はもともと格式が高く無礼を働かないよう教育されてあるのだろう。
しばらくしてレストランにつく
レストランの中に入ると綺麗な内装が目に飛び込んできた。
シャンパンゴールドの色調で椅子やテーブルは黒で統一されており天井からは垂れ下がるシャンデリアや飾られてる調度品などは素人目でも最高級とわかるものばかりであった。
入口から近い席に案内され、座った椅子は最高の座り心地だ。
「落ち着かないかい?」
「うん、こんなお店は始めてだよ」
「好きな物を頼んでいいよ」
「うん!ありがとう!」
色々よくわからない名前の料理が多かったので一番無難そうな牛のサーロインとフィレのステーキを頼み食べ比べすることにした。
アイミスはよくわからない名前の料理を頼んでいた。
二人の料理が運ばれてきた。
アイミスの方はどうやら魚料理のようだ、白身が踊るように輝いている。
シンプルな味付けの最高級の牛のステーキを口に運ぶ。
溢れ出る肉汁に思わず顔がほころぶ。
その様子を見ていたアイミスが意外そうな顔で尋ねてくる。
「あんた、テーブルマナーはしっかりしてるんだね」
「捨てられる前にそうゆうのはお姉ちゃん達に教えてもらってたからね」
アミィは魔法の才がなく幼少の頃から親に疎ましくもわれていた、それでもお姉ちゃんたちや妹は私に優しくしてくれた、テーブルマナーや字の読み書きなどもその時に教えて貰ったのだ。
「いい姉妹だね、後で会いに行ってみるかい?」
「いや、今回はやめておくよ」
あの親に会いに行くのは気が進まない。
そんな会話をしながら料理に耽ていると気がつけばフィレステーキが無くなっていた。
次はサーロインステーキを食べ始め最後の一口を少し多めに残して食べようとするとレストランの入口が勢いよく開いた。
「お前らぁ!全員手を上げろ!動くなよ!」
レストランに大声が響き渡る、強盗の類いだろうか。
ここら辺は警備が行き届いていているはずだが、相当の手練だろうか?
六人いた強盗の一人が威嚇のために魔法を放つ、それが不幸にも入口付近のアミィ達の席の、大切に残しておいたアミィのサーロインステーキの最後の一口に直撃した。
アイミスが「あっ」と声を漏らした。
アミィの顔から笑顔が消える。
「リーダー!この女!めちゃくちゃ可愛いっすよ!さらっちまいましょうぜ!」
そう言って小太りの男がアイミスの肩に気安く腕を回す。
アイミスの顔からも笑顔が消えた。
「――気安く触んなよ?息がくせぇんだよ」
グシャリとアイミスの握った拳の甲が小太りの男の鼻を潰し顔にめり込む。
「――ッ!このアマァ!ブチ殺せ!!」
激昴する強盗達の前にフラリ、フラリと揺れながらアミィが歩いていく。
「――返して…私のステーキ…返して」
「何だこのガキ!殺すぞ!」
そう言って手に持っていたナイフで切りかかってきた強盗の腕が近づいてくる。
次の瞬間、その腕がありえない方向に曲がっていた。
「ぎゃぁぁぁぁあ!!いでぇぇぇえ!!」
強盗が叫ぶ。
「このガキもブチ殺せ!!」
そう言って襲いかかってくる残りの強盗を一瞬のうちに戦闘不能にする。
ボコボコにしたあとロープで縛り、レストランの外にだす。
アミィが強盗のリーダーの髪の毛を引き抜く勢いでつかみ顔を近づけて話す。
「私のステーキはもう帰ってこないよ、どうするの?あ、君がステーキになってみる?」
アミィは炎弾を片手で発動させ持続させながら強盗のリーダーに話しかける。
「ひ、ひぇぇぇぇえええ!!!ゆるじでぐだぜぇぇぇえ!!!」
強盗のリーダーがあまりの恐怖に泣きながら失禁までしてしまった。
「アミィ、その辺にしてやりな」
落ち着きを取り戻したアイミスは都市の護衛の魔道士に連絡をして強盗を引き取りに来てもらう手続きをおこなった。
引き取りに来た魔道士が強盗を連れていったあと、レストランのオーナーと料理長が御礼を言いに来てくれた。
「店の危機を救ってくれてありがとうございます!
せめてものお礼として、お客様のお腹にまだ空きがあるのでしたら是非うちの一番の肉料理を振る舞わさしていただけませんか? もちろんお代は結構です!!」
「だってさ、よかったね、アミィ」
「うん!」
もう一度レストランに入店し奥にある特別なお客様が来たとき用の専用の個室に案内された。
豪華絢爛という言葉を具現化させたような部屋だ。
「お待たせしました」
料理長が料理を運んできてくれた。
でてきた料理を口に運ぶと思わずほっぺが落ちていないか確認してしまった。
この世にこんな美味い肉があったなんて…
食事を終えて店を出ると辺りはすっかり暗く、街灯が綺麗に整った道を照らしていた。
予約していた宿に泊まり星がよく見える綺麗な温泉を楽しんだ後、フカフカのベットで就寝した。
ご拝読ありがとうございます!
まだまだ続きますので今後ともよろしくお願いします!!




