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都市部へお買い物

誤字脱字があるかもしれません、ご了承ください。


日課の筋トレとランニングを終えたあと新たに加わった魔力操作の練習を終え汗を予め石に刻印してあった魔法【浄化(ピュリナージュ)】で汗の汚れを落としているとアイミスが声をかけてきた。


「今日はこの間行けなかった買い物をしに行くよ」


「レストランに行けるの?」


「服とかを買った後にね」


「うん、わかった」


「よし、支度しな」




支度を終えた二人は猛スピードで森を駆け抜けていた。


今、二人がいる大森林はヒューレの大森林と呼ばれ、その広大な土地故に森妖精族(エルフ)や犬人族(コボルト)などの様々な亜人や樹精霊(ドライアド)などの精霊が住処としている。


アイミスは身体強化:五倍(ペンタコールブースト)の魔法を、アミィは身体強化:五倍(ペンタコールブースト)の刻印魔法をそれぞれ自身に付与していた。


森の末端の部分にいたものの都市部まで約350kmと馬車で移動すれば片道一週間はかかる距離である、もともとの身体能力と身体強化:五倍(ペンタコールブースト)が重なったせいか、わずか一時間足らずで中心都市マクスの入口へと着いてしまった。


ヒューレの大森林と隣接する魔道士国家アルデネシアの中心都市マクス。


小国ながら魔道士が中心ということもあり大国とも渡り合える国力がある、その威信を示すかの如くそびえる大門の前に、アミィとアイミスはなんの気後れもなく平然と警備をしている若い門番に話しかける。


「そこの兄ちゃん、中に入れて欲しいんだけど」


「身分が確認できるものを提示しろ」


命令口調で門番がアミィ達にに指示する。


「もうちょっと愛想良くして欲しいもんだよ」


アイミスはやれやれという感じで冒険者のライセンスを提示する。

アイミスのライセンスを受け取った門番は目を見開いてどんどん顔を青ざめさせている。


「し、失礼致しました!英雄アイミス=マードレック様!お通りください!」


先程の態度とはうってかわって頭を深く下げながら許可を出してくれた。


「頭を上げな兄ちゃん、 今は英雄なんかじゃなくて普通の冒険者だよ」


「そ、そうですか、あれ?そちらの方はどなたでしょうか?」

話の矛先がアミィに向く。


「あぁ、この子は私の弟子だよ」


「どうも」

アミィは軽く会釈する。


「そ、そうでしたか、改めて先ほどのご無礼をお許しください、お弟子さんの方はこの都市を出る際には冒険者のライセンスをご提示ください。」


門番はもう一度深々と頭を下げる。


「そんなに改まらなくても大丈夫だよ、兄ちゃん」


アイミスはそう言うとアルデネシア中に入っていく、その隣についていく。

ふと後を振り返ると先程の門番がまだ頭を下げていた。


「さてと、まずは服を買いにいくよ!」


何故だかテンションが高めなアイミスが早足で服屋さんに足を運ぶ、少し駆け足でそれについていくと絢爛な店の中でも一際豪奢な飾り付けの店の前に立っていた。


「ここに入るの?」


嫌そうな顔のアミィにアイミスが答えた。


「そうだよ、ここでドレスを買っていくよ」


「ドレスなんて要らないよ、もっと動きやすいのが欲しい」


「明日別の服は買ってあげるけど、とりあえずはドレスを買っておかないと今晩行くレストランはドレスアップが義務付けられてるから入れないよ」


「……わかったよ」


アイミスが店の扉を開けるとお店の店員さん達が勢いよく挨拶してくる。


「「いらっしゃいませー!!」」


「いらっしゃいませー、ってアイミスさんじゃないですか!?」


店の奥にいたオーナーらしき人物がアイミスに近寄ってくる。


「久しぶりだね、今日はこの子のドレスを選んで欲しいんだよ」


「可愛い子供さんですねぇ〜、やっとご結婚を?」


「弟子だよ、弟子」


などと笑いながら会話をしている。


「君、名前はなんて言うの?」


「アミィです」


「アミィちゃんね!私はこのお店のオーナーのリアナ=サンドーラ、リアナって呼んでね!」


「うん」


いかにも女子といった感じのキャピキャピしたオーナーに話しかけられながら店の奥の試着室に連れていかれる。


「アイミスさんと私が選んでくるからちょっとここで待っててね〜」


そう言われてしばらく待っているとリアナさんとアイミスが五着ほどのドレスを持ってきてくれた。

白、灰色、黒、紫、赤 と様々ななドレスがあったが一番無難そうな黒のドレスにする。

シフォン系のブラックワンピースでフロントとバックの長さが異なる少し個性的なパーティードレスだ。


試着してみると意外と動きやすい。


「アミィちゃん!やっぱり可愛いねぇ!」


「やっぱりあたしが見込んだ通りだ」


二人に褒められ少し照れくさくなったのですぐに着替えた。

着替えているときにアイミスがお会計を済ませてくれていたみたいだ。


「ごめんね、アイミス、これ、高かったよね?」


「何言ってるんだ、あんたは私の子だ、遠慮なんかするんじゃないよ、それに、貯金ならたらふくあるからね」


アイミスはそう言って笑ってくれた、私の子と言われて少し嬉しかったのは内緒だ。









ご拝読ありがとうございます!


まだまだ続きますので今後ともよろしくお願いします!!

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