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登場人物2。

 主要キャラクター人物紹介


 メアリー・アスター(没落前メアリー・スペンス・フィルモア)

「私は化け物になりたくない! 普通の女の子として恋をして、普通に幸せになりたいの!」


 立場: 元・辺境伯令嬢 / メルド村の臨時の教師


 現在のステータス: レベル10(魔法士登録時)


 本来は幼少期からの魔法の訓練を受け、中等部入学前に既にレベル89の実力があり、戦闘神アングィスの加護によって「レベル600オーバー」の潜在能力を持つ。しかし、内向的な性格や『魔眼封じの眼帯』、アングィスとの不和により能力のほとんどがロックされている。


 能力: 我が主サーペントから戦闘神アングィスへと受け継がれ、さらにメアリーへと授けられた【魔眼】の持ち主。


 平時は虹色、発動時は瞳が玉虫色に輝き、圧倒的な神威を放つ。


 効能は【魅了(敵を無条件で狂信者にする)】【テイム】【石化】【スキル測定】【周囲警戒(索敵)】など非常に盛りだくさん。


 人物像: 純粋で心優しい12歳の少女だったが、魔眼の暴走時にそのおぞましい力(人間の心を奪う力)を恐れて猛烈に拒絶し、能力を強制ロックして1年間の眠りにつく。

 覚醒後1年は検査漬けの毎日を送り、魔眼封じの眼帯を当てがわれやっと家に帰る許可が降りる。

 自身の力を出世や政治の道具としか見ない冷酷な父親や、神の特典を悪用して男遊びに狂う母親に絶望し、貴族籍を破棄して実家を出奔。

 世間知らずながらも非常に強かでタフな精神力の持ち主。

 メルド村の元盗賊たちの「やり直したい」という涙に寄り添い、彼らを守るために国家(近衛兵団)を相手に血判状を突きつけるほどの不退転のプライドを持つ。

 現在は、異世界の「本物の勇者」を連れ帰るため、魂を「槍」の姿に変えて日本の水蘭高校剣道部へと現出したが、直後に女子部員たちに「小手干し(物干し竿)」にされるという、不憫極まりないスタートを切る。


 アングィス(アングちゃん)

『痛い思いをしたくなければ、とりま頑張れ!』


 立場: メアリーに憑依する守護者 / 戦闘神


 能力: 魔眼の本来の持ち主であり、メアリーに絶大な加護を与える存在。元の姿は青黒い鱗を持つ大蛇だが、人間の姿にも変えられる戦闘狂の神様の1人。そして槍の使い手。


 人物像: 物心ついた頃からメアリーの脳内で語りかけてきた相談相手。基本的には緊迫感の欠片もない呑気でだるそうな口調で、バカンス(?)を邪魔されるのを嫌う。

 メアリーの母・フィービーが、生まれつき身体の弱かったメアリーの命を繋ぎ止めるために自らの身体に憑依させたという、残酷ながらも温かい過去の真実を持つ。

 魔眼発動時はドヤ顔でチート能力を解説し、メアリーに「世界の支配者(女帝)になれ」と唆したため、激しく嫌われて一時期絶交状態(リンク遮断)になっていた。漆黒の森に入る直前、メアリーと和解し力を貸す。

 日本へ現出した際、剣道部のレベルの高さに惹かれて場所を選ぶなどお茶目な一面もあるが、現出後わずか10分で剣道部の「臭い小手」を干す竿にされてしまい、現在進行形で強烈な嫌がらせ(苦行)を受ける羽目になっている。


 ウィラード

「貴女様がこのまま王都への帰還を拒むというのであれば、この村の者たちをその場で即座に処刑いたします」


 立場: フィルモア王国・第一近衛兵団の総騎士長


 ステータス: レベル650(カンスト間近の人類最高峰の戦士)


 人物像: 「神罰の烈雷」と恐れられる平均レベル500オーバーの精鋭部隊を率いる、真っ白な近衛服を纏った最強の猛将。メアリー捜索のためならエルフの村へファストワイバーンで強引に乗り込み、国家反逆罪をチラつかせて脅すなど、職務に対して非常に苛烈で容赦がない。

 しかし、命がけで夜の魔境を徹夜で行軍した挙句、当のメアリーが満面の笑みで子供たちと「朝の体操」をしている場面に遭遇し、覇気を一瞬で霧散させてアホ面になるなど、どこか報われない苦労人。

 王都へ連れ帰るために元盗賊の村長を人質に取る卑劣な罠を仕掛けるが、メアリーの「自分の首も一緒に刎ねろ」という覚悟と、裏の算段(村を皆殺しにして手土産にする計画)を見抜いたタフな交渉、さらに逃げ道のない「血判状」の前に完全敗北を喫した。


 バリスタ(偽名:ネスレ)

「お嬢さん……! どうか、どうかワシらの子供たちに、学をつけさせてはくれないか」


 立場: メルド村の村長 / 元・凶悪盗賊団の首領


 人物像: 禍々しい大斧を担いだ、見るからに凶悪な笑みを浮かべる巨漢の大男。

 放ったスパイがアグーリの街で見かけたメアリーを付け狙い、拉致することに成功する。

 しかしその本心は、肥大化した組織の女子供(家族)を養うため、犯罪から足を洗って真っ当に生き直したいと切実に願う父親。これ以上罪を重ねず、子供たちが平民として生きていくために「知識(学)」が必要だと、メアリーの前で床に額を擦り付けて涙ながらに懇願した。

 ウィラードに正体を見破られた際、「おい、バリスタ」「いえ、私はネスレです」という某コーヒーメーカーのような不毛すぎる押し問答を繰り広げ、脳内のアングィスを大爆笑させた。


 フィービー・スペンス・フィルモア

 立場: メアリーの生みの母親 / 辺境伯夫人


 人物像: かつては非常に優しく、メアリーにとっては大いなる夢を語る憧れの存在だった。生まれつき身体の弱かった娘の命を救うため、自らの身体に戦闘神アングィスを憑依させるという命がけの契約を交わした過去を持つ。

 しかし、側室が男の跡取りを産んで以降は夫(辺境伯)に全く相手にされなくなり、その寂しさを埋めるように神から授かった『特典』を悪用。日夜男遊びに狂い耽る、淫らな色情魔へと成り下がってしまった。

 メアリーに対し「早く男たちを傀儡にして国を支配しなさい」と歪んだ欲望を押し付け、メアリーの実家出奔の決定打となった。


 ミラード国王

 立場: フィルモア王国の国王


 人物像: 傲慢で冷酷、都合が悪くなれば排除し、国難になれば手の平を返して利用する貴族主義を煮詰めたような絶対者。ポンコツな召喚勇者たちに常々腹を立てており、ババ・ヤーガの進言でメアリーの魔眼の力(勇者召喚・鑑定)に目をつけ、近衛兵団を動かした。

 謁見の間ではメアリーに対し殊勝に謝罪し、彼女の提示した条件(メルド村の存続など)を快く受け入れる振りをするが、彼女が退出した途端に「生意気な小娘だ、従う振りをして辺境の村は放置しておけ」と吐き捨てる、腹黒く邪悪な本性を持つ。

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