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婚活③ 15年目の奇跡
彼は愚直に婚活を続けた.。
来る日も来る日も失敗続き。
婚活パーティーへ行く。
席に座る。
それだけが彼の人生の一部になっていた。
婚活十五年目に差し掛かった頃。
ついに奇跡が起きる。
婚活パーティーで初めてマッチングしたのだ。
15年間婚活活動をしていて初めてである。
そして、念願のデート。
彼は有頂天だった。
「俺にも春が来た。」
「これで晴れて結婚が出来る」
しかし春はほんの一瞬で終わった。
デートの時、相手の女性が言い放った言葉は彼を深く傷付けた。
「その話さっきも聞きましたよ」
かなりきつい口調だった。
そしてその後直ぐにお開き。
終わった。
彼は何度もこの話を知り合いや同僚に話した。
その都度、同じ話くらい別に良いじゃないか。と自分自身を肯定をしていたが心の中では誰も肯定していなかった。
そして──
何を血迷ったのか家を買うことにした。




