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その後も、ゴブリンを探し周り、セレンに倒させ、討伐数を達成する。
「お疲れ様、セレン。」
「あ…ありがとうございます!!」
最後の方は、歌魔法の強化だけで、ゴブリンを倒せるまで、成長した。無論、俺は一切手を貸さずにだ。
効果が切れたため、再度鑑定弾を使い、成長したセレンを見てみる。
名前:セレン
年齢:15 性別:女 種族:セイレーン(ハーフ)
職業:歌神
LV :10
HP:500
MP:50000
スキル:歌魔法 飛翔
称号:ー
レベルも最初に比べると3倍もアップしている。
「本当に頑張ってな、セレン。」
頭を撫でてやる。
「は…はい!!」
顔を赤くしながら、喜んでくれる。
「そういえば、セレンの持っているスキル:飛翔って?」
「あ、それはですね…」
少し、セレンが力んだと思うと、
バサッ
セレンの背中から、真っ白な2対の羽がはえていた。
「セレン、そ…その羽は?」
「はい。これは、私の種族のセイレーンの羽です。だから…」
バサッバサッバサッ
セレンが、羽ばたくと地面から足が浮き、飛んでいる。
「それが、スキル:飛翔か?」
「はい…たぶん?」
「凄いな、セレンは。」
「あ…ありがとうございます。」
「それじゃあ、帰ろうか。」
「はい!!」
街へ戻っていると、少し開けたところに出た。
「あれ、マモル様、ここだけ、木も草も無いですね?」
「そうだな。」
「ま…マモル様!!」
「ん、どうしたセレン?」
「あ…あそこ!!」
セレンが指差したところを見て見ると、黒い物体が佇んでいた。
「なんだ、あれスライムか? ちょっと、鑑定するから、俺から離れるなよセレン。」
「は…はい。」
顔を赤くしたセレンはそっと俺の腰付近に抱きついてくる。
あれ? 確かに離れるなよとは言ったけど…
まぁ、いい。早速、鑑定弾で、確認してみる。
名前:ー
性別:ー 種族:暴食スライム
ランク:S
LV :8
HP:2000
MP:16000
スキル:暴食 身体操作 無限胃袋 巨大化 物理攻撃無効
称号:ー
暴食スライム? スキルも見たことないものばかりだ。MPを先程より多く込め、再度鑑定弾を使い、より細かく詳細を確認する
暴食スライム ・・・ ユニークモンスター。スライムの最上位種。特殊なスキルを所有している。性格は大人しいが、攻撃されると、凶暴になる。
暴食 ・・・ ありとあらゆるものを、取り込み、吸収する事が出来る。また、特定の物だけを吸収する事も可能。
身体操作 ・・・ 体を自由に操作する事が出来る。
無限胃袋 ・・・ 取り込んだものを、時の流れのない、別次元に保存する事が出来る。
巨大化 ・・・ 体を一定の大きさまで大きくする事が出来る。スキルを解除すると、もとの大きさに戻る。
物理攻撃無効 ・・・ 物理攻撃を完全に無効可する事が、出来る。
一言言うなら、ヤバイな…
勝てない訳じゃなさそうだけど、無理に戦う必要もないか。
ここは、引き返し、別ルートから街に戻ろうかと思ったがここであることを思い付く。
「セレン、少し離れてもらってもいいか?」
「は…はい。」
何故か、少し沈んだ声で返事をし、離れてくれる。
「セレンは、そこで待っててくれ。」
「はい。」
俺は、弾装:天使から、弾装:精霊に変える。
「創造弾」
創造弾を自分に当て、発動する。
創造弾は、かなりの量のMPを消費し、当てた対象に、好きなスキルを付与する事が出来る。付与されたスキルは、一定時間または、一度そのスキルを使用すると、消える。同じスキルを再度付与可能。
鑑定弾で、自身のスキルを確認すると、しっかりスキルの付与に成功している。
暴食スライムに近づき、付与したスキルを使用する。
「テイム。」
暴食スライムの真下から、魔法陣が広がる。
強い光を放ち、光が辺りをつつむ。少しすると、光が落ち着き、そこには、何も変わっていない、暴食スライムが佇んでいた。
鑑定弾で、暴食スライムを見てみると…
名前:ー
性別:ー 種族:暴食スライム
ランク:S
LV :8
HP:2000
MP:16000
スキル:暴食 身体操作 無限胃袋 巨大化 物理攻撃無効
称号:マモルの獣魔
よし、成功だ。
暴食スライムを抱え、セレンの元に戻る。




