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PHANTOM SEVENTH
武田隆は、商売で成功していた。
伊藤愛との凄惨な喧嘩別れ以後、学校に通う気も失せて
奇しくも、愛と同じように自主退学していた隆は、その後、気合を入れてベンチャー企業を立ち上げて
上手くいったのだった。
昔とは違い、まっとうに働いていた隆は、ある日、酒にひどく酔っていたために、帰宅途中、うっかり迷い込んでしまった路地裏で、変な連中と遭遇する。
「武田隆だな」
そう言ったのは、変な服を着て、変な杖を携えた、小学生くらいの女の子だった。
彼女の両隣には、一匹の猫と、同じく小学生くらいと思われる女の子がいる。
なんだこいつら? 俺は酔っぱらって、幻覚でも見ているのか?
そう思ったが、隆は一応訊いた。
「そうだけど・・・君たちは、誰・・かな?」
変な格好の女の子が、奇妙な杖を振りかざして、答えた。
「魔法少女・ファントム・イレイザー」
「あ?」
訳の分からないことを言った女の子に対して、武田隆という男は、ただ困惑するしかない。
「お前のような魔物は、消さねばならない」
そう言った女の子の所持している杖が、光を放った。
数秒後。
武田隆という男の悲鳴が、路地裏に響き渡った。
伊藤愛さんの知らない所で、事態は進行しています。




