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大阪擬人化BL  作者: 桐生桜
【難波×梅田】

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14/14

14「俺ら、もう付き合ってるんちゃうん?」

「……なぁ、今日ってさ」


 ベッドの上で横になったまま、南が天井を見つめながらぽつりと言う。


「何や?」


 梅谷はその横で、スマホをいじっていたが、画面から目を離さずに返す。


「いや、俺ら……もう付き合ってるんちゃうん?って思って」

「は?」


 聞き返す声に思わず笑いが混じった。南はのそりと体を起こして、隣に座る梅谷の顔を覗き込む。


「いや、キスしたやん。もう一回って言うて、したやん」

「……せやな」

「で、昨日も手繋いだやん」

「……せやな」

「俺……悠音のこと好きやで?」

「……っ!?」


 梅谷のスマホの手が止まった。下の名前を呼ばれた瞬間、心臓が跳ねた。


「な、なんやねん、今……呼び方」

「名前で呼んだだけやん。彼氏やし」

「……誰が彼氏や」

「お前や」


 あっさり言われて、言い返せずに梅谷は口を閉じた。頬が熱く耳の奥がじんじんする。


「……ちゃんと確認してへんかったな、って思って」

「何を」

「付き合ってください、ってやつ」

「……今さらそんなん、いらんやろ」

「でも、梅谷が安心するんやったら言うで?」

「……アホか、やめろや。今さらやめろや……!」


 梅谷は赤くなった顔を隠すように、枕を抱きしめた。南はその横でにやにやしながら、背中に手をまわす。


「なぁ、悠音……」

「……また呼ぶな、そうやって」

「悠音の『彼氏』の特権やろ」

「調子乗んなって……」


 そう言いながら、梅谷はその腕にされるがまま身を預ける。重なった体温の中、ふたりはようやく、本当の意味で恋人になった気がしていた。


To be continued


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