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サンデー・ブルース 3年D組の団結力  作者: 中村千歳
第3章 3年D組の選挙に、協力の文字はない
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第3章-5

【9月10日 月曜日 相原孝行】


 8月27日から9月27日までの1か月間は、生徒会選挙の立候補期間である。

 4人の選挙管理委員は、交代で立候補の受付をすることになっている。


 9月10日、12時32分。

 1年F組、津川結衣が立候補届出用紙を提出した。役職は、会長。推薦人は、3年D組の高木すみれ。

 高木すみれは、3年D組の文化祭代表生徒である。

 どうやら、文化祭の仕事をサボって、生徒会選挙の推薦人をやるようだ。……いや、不参加なら関係ないか。

 さらに言えば、あくまで立候補するのは1年の津川だから、3年D組には関係ない話だ。


 ところで、今日のHRの中で、ちょっと変な話を聞いた。

「この間、文化祭の試作会あったでしょ?」

 自分も忘れていたのだが、調理団体限定の試作会が、9月5日、先週の水曜日に行われたらしい。

「すみれちゃんがいなかったら、私、作り方分からなかったよ」

「私も、高木さんがいなかったら、10本くらい焦がしてたと思う」

 その試作会に、3年D組が参加していた。

 もしかすると、3年D組は、文化祭に参加する予定なのではないだろうか。

 企画書は提出していないはずだが、知らないうちに提出していたのかもしれない。


 少し考えて、その説は破棄した。

 HRには毎回出席している。仮に参加するつもりであれば、HRで何か言うだろう。

 文化祭は部活動での参加も認められている。D組の生徒が何部に所属しているか把握していないが……というか把握している方が珍しいが、おそらく部活動として参加したのだろう。

 高木、寺崎、井上。あの3人は同じ部に所属しているということだ。

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