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遊びたい盛りの暴君  作者: 豚家 
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冒険者組合2

「ここが冒険者組合か」

アルフリード達は冒険者組合へとやってきた。王都シュバイツにある冒険者組合だけあってシュバイツ王国にある冒険者組合の中でも最大限規模の大きさを誇る建物だ。


「邪魔するぜ〜」

アルフリード達は冒険者組合へと入るとそこは静まりかえっていた。

「何か、思っていたより静かだな」

「意外と静かなのですね。もっと賑やかな場所だと思っていました。」

「ええ」


アルフリードだけでなくサラとソラも冒険者組合の静けさには驚いていた。

普段の冒険者組合はこんなに静かでは無い、もっと活気溢れる賑やかな場所だ。しかし暴君やってくると聞いた者は皆できるだけ暴君から離れ何事も無く時が過ぎるのを見守っていた。

サラとソラはすぐにこの静けさの原因は、自分達である事に気づいたがアルフリードだけは気づくことはなかった。


「ようこそ冒険者組合へ、支部長を務めているソレイユと申します。」


「秘書のエリスです。」


誰もアルフリード達に近寄らないなか、冒険者組合シュバイツ支部長のソレイユが話しかける。

見た目は背筋のピンと伸びた叔母さんだ、しかし彼女の放つ雰囲気は普通では無い、その佇まいだけで実力者であることは同じ実力者であればすぐにわかるだろう。

秘書のエリスは茶髪にメガネをかけてスーツを着た、いかにも仕事ができそうな見た目をした美女だ。彼女もまた、隙の無い立ち振る舞いをしている。


「ここでは人目に付くのでお部屋へと案内させて頂きます。」


アルフリード達はソレイユの言葉に従い応接室へと案内される。


アルフリードとソレイユは対面したソファに腰を掛ける。サラとソラそして秘書のエリスはソファの横に立っている。


「本日は一体どのような御用件で?」


ソレイユがアルフリードへと問いかける。当然の質問だろう、第二王子が突然冒険者組合にやって来たのだ、聞かずにはいられまい。


一国の王子が突然やって来た理由を高速で思考していたソレイユに返ってきたのはあまりにも予想外の言葉だった。


「暇潰しだ」








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