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死の理由―推理編―  作者: 明日香狂香
7/11

警察(取調室)

 中年ちゅうねん刑事けいじわかいおとこがテーブルをはさんでかいわせですわっている。すみには制服せいふく警察官せいさつかんがいる。

「おまえが、特別室とくべつしつ最後さいごはいったのは監視かんしカメラでわかってるんだ。」

 刑事けいじいに、灰色はいいろのパーカーをわかおとこはうつむいたまま

「ですから、そのときはもうちてたんです。」

 と、ふてくされてこたえた。

「そのあと屋上おくじょうったな。」

「はい、きましたよ。意識不明いしきふめい患者かんじゃですよ。自分じぶんとしたおもわれるじゃないですか。それに部屋へやからの転落てんらくとなれば当分部屋とうぶんへや使つかえなくなるでしょ。それだとこまるんですよ。だから、スリッパを屋上おくじょいて細工さいくしました。なにか、つみになりますか?」

捜査妨害そうさぼうがい他殺たさつだったら、殺人幇助さつじんほうじょ。」

 刑事けいじきびしい口調くちょうだった。

「おまえ指紋しもん遺書いしょにあったが、どうした。」

 なおも、刑事けいじめる。

ひろったんですよ。公園こうえんのゴミばこで。現金げんきんかとおもったら遺書いしょだったんです。ですけど病院びょういんのどこかでとしちまって。本当ほんとうですよ。新聞しんぶんについては、へやのゴミばこにあったのをつくえにおきましたよ。それだけです。」

 つくえうえ新聞記事しんぶんきじによると、サイドブレーキはかかっておらず、たすかった二人ふたり助手席じょしゅせきまどけ、みず十分溜じゅうぶんたまったところで、運転手席側うんてんしゅせきがわのドアから脱出だっしゅついてあった。

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