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うみマニアのやりこみ冒険記  作者: ふんにゃり
 虎魚(オコゼ)の章
29/145

第25魚 12月26日~12月28日②

1話目です。


誤字脱字ご指摘待ってます!

2話目は書き上げたら投稿する形になります。

 9時45分


 行き先がウッドデックの北東の洞窟の探索をすると決まったのでヒロ達はPTを結成しウッドデックへ向った。ウッドデックまでの道中に出現したモンスターは初心者向けの雑魚なので問題なく倒している。


 …言い忘れていたがウッドデックはおそらく俺以外のほとんどのプレイヤーが向った2番目の街(村)だ。なので途中にある採取ポイントで採れるアイテムも大したものは無いので放置している。



 「ほぉーここがウッドデックかぁ。聞いてた通り小さい村だな」

ウッドデックへ着くなり口に出してしまうほどだ。何故こんな小さな村にプレイヤーが向っていったのか謎だな。テアトルの方が街の規模がでかいのに……。


 『ここの村のすぐ近くに遺跡ダンジョンと洞窟ダンジョンの2つがあるんだ。まあどっちも始めたばかりの練習用ダンジョンみたいなもんだけどな』


 ヒロが疑念を感じている所にクラウドの説明が入る。

……初心者がPTとかを組んでゲームを知る為に使うダンジョンという理解でよさそうだな。


 『んで俺たちが向ってるのはその初心者ダンジョン…ではなくちゃんとした強いモンスターもでる洞窟ってわけよ。ドゥユーアンダースタン?』


 「イエースイエース。…で、まじめな話ふざけてたら死ぬかも知れないって事だな?」


 『あぁ、まあふざけてたら格下ダンジョン攻略中じゃない限り死ぬ可能性はあるだろうけどな』




 という訳でやってまいりました。今回の目的のダンジョン通称《試練の洞窟》に到着。

このダンジョンは全10階層もあり現在攻略が進んでいるのは4階までだそうだ。


 改めて確認するがメンバーはまず

 地上では能力が約80%(当社比)下がる補正を受ける雑魚の俺ヒロ。

 魔法と剣を両方使い遠近両用の戦士クラウド。

 属性魔法スキルを多数育成している美雪ねぇことスノウねぇ。

 生産職でありながら補助魔法を使いこなす超可愛いハヅキ。


 以上のメンバーで挑むことになる。……若干一名説明に主観入ってるって?キニスルナ。



 試練の洞窟1階に入ってすぐの所にスライムがウジャウジャと沸いていたがそこの辺りはスノウねぇが魔法で倒してくれたので問題は無い。


 この洞窟には採掘ポイントがあったようで途中ハヅキが採掘したいとお願いしてきたのでハヅキが採掘している間に俺たちはその護衛をした。普通に採取ポイントもあったので俺も幾つか拾ったぞ?


 『1階なら余裕だな。じゃあ次2階に行こうぜ』

問題なく立ち回るヒロ達(いやヒロには既にきつかったりするのだが)をみてクラウドが言うとスノウねぇとハヅキも頷き了承した。

それを見たヒロは誰にもバレナイ程度に肩を落としたそうだ。


 2階にはいわゆるゴブリンといわれるものがいるのだが地上にいるものと違いスキルによる攻撃をしてくる個体が数多くいた。代表的なものを上げると剣スキルを使いこなすナイトゴブリン。

対峙するまで使ってくる属性が分からない魔法スキルを使うウィザードゴブリン。

仲間の回復を担当する癒し手であるゴブリンプリーストなどである。

この様子だと弓とかもいるのかと思ったのだが洞窟の中にはいないようだ。

 数ヵ月後にゴブリンガンナーという亜種と遭遇した話を聞くことになるが

今は関係ないことなので割愛する。


 ヒロは下がった能力のおかげでゴブリンたちをかく乱する役割 (しかできない)を担っており、殲滅はクラウドとスノウねぇが担当した。


 しばらくこの2階で様子を見ていたがヒロ以外なら余裕だったのでやはりヒロの意見を無視して3階へ降りることとなった。


 しかし、ここでヒロに転機が訪れた。

3階のフィールドをある程度探索しているととある大部屋内の丁度いいところに水場があるではないか。


 「お?水場……か?おっしゃぁ!この場所なら俺が本気を出せる!クラウド!モンスターつれてきな!」

ヒロの突然だした高圧的な態度に慣れているクラウドは『はいはいわかりましたよ~』と返事して適当なモンスターをつりに行った。


 ヒロはクラウドが戻ってくるまでに水場の中へ入ると中が意外と広く底の方で分岐路があることに気がついたのだ。奥まで調べたいと思ったヒロだったがパーティチャットにもうじきMOBを連れて行くとクラウドからきき仕方なく浮上した。

 水に浸かり体表に水分を蓄えた?ヒロが中級スキルを使いクラウドの釣ってきたモンスターの群れを一掃して今まで弱いヒロしか見ていなかったスノウねぇとクラウドの二人を大いに驚かせた。



 『な!?ヒロお前のスキルえらい強くないか?』


 「種族のマイナス補正さえ消えてればこの辺のモンスターなんて雑魚だ雑魚!」

クラウドの言葉への返事ではなく高慢な態度をとったヒロをハァっとため息をつき呆れた目で見ている。


 『もう!ヒロ君!クラウド君が聞いてることに答えなさいな。私も聞きたいし』


 やっと本気を出せた余韻から覚めたヒロは「悪い悪い」とあやまり自分の種族特性と

中級スキルについて説明した。



 『……なるほどな。まだ4日目に入ったばっかりだってのに既に中級スキルになっていると…。

それならイベントのランキングも理解できるな。それにテアトルの東の海がそんなに良い稼ぎ場だったなんて驚きを越えて呆れるわ。スキルの関係上俺は入れないんだよなぁ。残念だ』


 スキルレベルに関してはクラウド・スノウネェ両名とも、ハヅキより劣っていた事に驚くのは帰り道の話だ。


 そしてスキルの説明を終えた後、水場の底に幾つか進路があることを教えると少しでいいから調べてきてくれと頼まれてしまった。

 一人で行くのもあれなのでヒロはハヅキと共に水場へ潜っていく。



 水場の進路の置くにはなにやら扉があり中には大きなカニがいた。遠い為できるかわからなかったが念のために鑑定を使ってみるとぎりぎり判別することができた。


 オーシャンズオクトクラブ 水棲・ボス

 体力 10400

精神力 1900

攻撃力 450


ドロップアイテム:カニの甲殻・カニミソ・カニの足・カニバサミ

討伐報酬:ランダム球



 「どういったボスか分かったしクラウドたちに教えてやるか。戻ろうハヅキ」

このボス程度ならヒロが一人で倒せると分かったので余裕を持ってクラウドたちの待つ水場へ戻り中のことを伝える。


 『そうか。そんな場所にもボスがいたんだな。これから幾多のダンジョンを回るだろうから水場にも注意することにしよう』


 新しいフィールドやダンジョンで水場を見つけたら最優先でヒロに教えてくれると約束し

先に進もうかと思ったところでお昼前のタイムアップとなりハヅキが落ちるので

ヒロ達は探索を切り上げウッドデックに戻り清算し一時解散となった。

ステータス

名前  ヒロ 

性別  男

種族  トリトーン(魚神の僕)

体力  390(150+40+200)

精神力 350(80+70+200)

攻撃力 102((25+26)x2倍)


装備

武器:サハギンの槍

頭:なし

体:ウェットスーツ

足:ヒレ(着脱不可)

アクセサリ1:ウロコのブーストリング

アクセサリ2:フェスティバルリング


 (武)中級槍技能LV9→LV11

 (魔)中級水魔法LV8→LV11

 (技)水泳   LV37

 (技)水中呼吸 LV37

 (生)釣り   LV11

 (技)鑑定   LVMAX

 (技)潜水   LV33

 (技)採取   LV22→LV25

 (技)同化(水)LV33

 (特・技)統率 LV8


控えスキル:(技)船舶LV1・(技)波乗りLV1・(生)生け簀LV1・(技)方位知覚 LVMAX



所持スキルポイント:13→15


武器スキルの場合 偶数レベルごとに攻撃力2~3上昇

魔法スキルの場合 偶数レベルごとに精神力+5

技能スキルの場合 5LVごとに体力または精神力が5上昇

生産スキルの場合 奇数LVごとに生産性効率や品質に上方修正

特殊スキルの場合 5LVごとにランダムでステータスが5上昇


称号:臣下にすら認められない魚神(笑)・初めての魚神島発見者

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