第24魚 12月26日~12月28日①
3話目です
誤字脱字表現の不具合その他もろもろおかしい所がありましたら
がんがん指摘ください。
次話の予定は明日24日2話投稿予定
時間は申し訳ありませんが未定です。
朝7時
俺は目覚ましで起きるといつもどおりに顔を洗いすっきりした所で、朝食にパンとコーヒーを選ぶ。
美雪ねぇはまだ寝ているようだが待ち合わせ時間にちゃんと来るのだろうか?
食事を食べた後のんびりするのも良いのだが30分ほどの休憩をした後、散歩をすることにしたのだ。
俺の家から10分ほど歩いた場所に大型ショッピングモールがあるが朝のこの時間は閑散としているので
のんびり歩くにはちょうど良い。
『あ、おはよう~海島さん。朝早くから散歩かな?』
洋に声をかけてきたのは近くにある四龍飯店という中華料理屋の娘さんである春村陽華さん19歳である。
陽華さんは駅で3駅ほど離れた場所にある大学の学生で見た目は綺麗に整えられた茶髪が肩まである
かなり綺麗系の女性だと言える。
事実、彼女が店にいる日は野郎のお客さんの割合が多いとかで父親である店主が陽華さんの周りに虫がつかないか心配している……と先日店に食べに行ったときに愚痴を聞かされた。
そんな陽華さんとの出会いは俺が小腹が空き偶々出前を頼んだ時に配達に来た時に話をしたのが縁で
仲良くして貰っている。
『海島さんはいつもこんな時間から徘徊してるのかな?』
「徘徊って人をボケた老人みたいに言わないでくださいよ!散歩してるのは少し時間ができたから暇つぶしですよ」
『もう!そんな本気にとらないでよ。お姉さん泣いちゃうよ?』
「陽華さんに泣かれたら……俺が陽華さんのファンの男性に襲われますね。
なのでぜひとも泣くのは勘弁してください」
『私を泣かせたくないならちょっと付き合ってくれるかしら?店の仕入れの荷物が意外と多くて
荷物もちが欲しかったのよねぇ』
「荷物もちっすか。報酬は出るんですかね?」
『報酬?海島さんなら私と話しながら一緒に行動できる事が報酬ってことで良いわよね?』
むぅ。陽華さんと話をしながら荷物もちの手伝いか。……なかなか良いな。
待ち合わせの時間もまだ1時間ちょいはあるし手伝うことにするか。
「その報酬でお付き合いさせて頂きますとも!追加報酬で手をつないでもらっても良いんっすよ?」
『ダーメ。私と手とつないで良いのは彼氏だけなの~。フフン』
「よ、陽華さん彼氏いたんですか?それはいけないな。僕として親父さんへ急ぎ報告しなくては!」
『え!!ちょっと待って!?いないからね!私彼氏なんていないからぁ!』
「そうっすかぁ。いやぁよかったよかった。もし陽華さんに彼氏がいると聞いたら周囲の人が黙っていませんでしたよ」
陽華さんは慌てて彼氏なんていないことをアピールしている。親父さんはなんだかんだで厳しい人だからな。陽華さんも下手に彼氏を作るなんてできるまい。
……ちなみにマジで陽華さんに彼氏がいたら親父さんに報告した上で排除する作戦を一緒に練らなければいけなかったところなんだがな。
このように冗談?を織り交ぜつつ陽華さんと一緒に仕入れの手伝いと荷物運びの手伝いをした事で
親父さんに感謝され俺の好物である酢豚のパックを帰り際にもらえた。
もちろんそのとき親父さんから『陽華に手を出したら許さねぇぞ?』という一言は頂きましたとも!
8時45分
陽華さんのお店の手伝いが終わり家に帰ると良い時間帯になっていた。
俺は念のため空へメールを送ると昨夜と同じく返事はすぐに返ってきた。
《準備完了済み。今からでも大丈夫だ》と。
美雪ねぇを起こしてからログインするので、時間通りで頼むと返事しておいた。
美雪ねぇの部屋をノックしてみるが返事は無い。やっぱ寝てるっぽい?
起こさなかったら後で文句いわれそうだから、ちゃんと起こしておかないといかんな。
何度かノックと声掛けをすることで美雪ねぇが起きたようで中でごそごそする気配を感じる。
「美雪ねぇ。もうすぐ時間だから先にログインしておくから起きたら合流してくれよ?」
と一声掛けて自室へ戻りフラグメントへログインした。
8時55分
ヒロは昨日はアーリルでログアウトした為ログインするとアーリル噴水広場へ現れることになる。
フレンドリストを見るとハヅキはログインしているがメリルはログアウト中のようだ。
……ジャックはいつ見てもログインしているが廃人と言うほどではないのだろうか?
しかしイベントでは名前でなかったしなぁ。
待ち合わせはここ噴水広場で、立ち止まっているのは俺くらいしかいないからすぐわかるだろう。
そう思いしばらく噴水広場で待っていると天使アバターの男から声を掛けられる。
『ヒロだよな?俺だよ俺!親友の空ことクラウドだ!』
俺俺詐欺なのかと思ったが空だったようだ。
「ういっす。おはよう。やっぱお前のキャラの名前クラウドだったのか。早速だが4位おめでとう?」
『おう、サンキューな。そういうヒロこそ2位おめでとう。まさかヒロが洋だとは思わなかったぜ』
あれ?そういや俺は空に自分のアバターネームすら教えてなかったな。
「あ~悪い悪い。名前おしえんの忘れてたわ。とりあえずフレンド申請送るぞ?」
ヒロはクラウドへフレンド申請を送るとクラウドがそれを受諾した。
『なぁヒロ。美雪さんは?』
「ログインする前に声をかけておいたけどすぐに来ないと思うぞ?」
空はこちらでも美雪ねぇの存在が気になっているようだ。そういや美雪ねぇのキャラネーム知らないから困ったことにならないと良いんだけどな。
「それでクラウド。今日はどうする?約束どおりここであったのは良いけど当初の予定通り狩をするにしても、種族的な問題で陸上だとマイナス補正がかかるんだ」
『そのことなんだが、美雪さんと合流してから三人で決めないか?
あと他に誘える人がいるなら誘ってくれても良いぜ?狩場の希望は多いほうがいいしな』
美雪ねぇがどんなスキル構成してるかに寄るが安定した狩を目指すほうが良いだろうからね。
「そうか。なら一人誘ってみるわ」
ヒロが誘うのは今現在ログインしているハヅキかジャックなのだが当然ヒロが誘うことを選んだのは
ハヅキだ。彼女なら支援系の魔法使えるし安定するだろう。ただし回復魔法が無いんだよな。
……ソロが多いし回復魔法を俺が取得するのも良いのかもしれない。
ヒロはすぐにハヅキにフレンドチャットを飛ばしてみる。
「おはよう~。ハヅキもし暇なら行き先は決まって無いんだが俺たちと狩りに行かないか?」
『あ、おはようございます。狩りですか?そうですね。お昼までなら大丈夫ですよ』
「OK。じゃあ噴水広場前にいるから準備できたら来てくれ」
『分かりました。ではまた後程』
「一人誘えたぜ。動きは拙いけど支援スキルもちだから邪魔にはならないと思う」
『ヒロは支援スキルもちの知り合いがいるのか。うらやましいな。
俺のいるパーティには男も女も脳筋ばっかりでな大変なんだよ』
脳筋パーティか…マジで大変そうだな。そういやこいつのスキル構成聞いてみようかな。
無理なら無理で構わないんだし。
『……俺のスキル構成か?そうだな詳しくはいえないが武器スキル2つ魔法スキル2つ補助技能系スキル3つ種族選択時の飛行と後は秘密だな。ヒロのも教えてくれよ?』
「俺は武器スキルと魔法スキルが1つずつ、後は技能と生産スキルで埋まってるぞ」
『普通だな?その割にイベントで大稼ぎしてたみたいだが。イベント終わったんだし教えてくれないか?』
「イベント自体は強い敵のフィールドに行ってサンタ強を倒し続けただけだぞ?地上で倒すより5倍多くポイントをもらえてたのが大きかったんだろうな」
『そうか。俺たちも結構な数を倒してたんだけどなぁ。3位とあそこまで差があくとは思わなかったな。
そういやヒロは賞品もう使ったのか?』
「いや?一緒に狩りをした子達と同時に開封する約束をしてる。さっき呼んだ子もその一人だ」
『そうか。俺はもう使用してアイテムが出たんだけどレア度?が高くて使いこなせそうな人がいないんだ』
そういってクラウドが取り出したのは綺麗に輝く金属だ。クラウドに断りを入れて鑑定スキルを発動。
??イ??? ?鋼金属 説明文:?????
ふむ。何にも分からないに等しい。俺の鑑定スキルマックスなのに分からないとはな。こういったアイテムがあるなら鑑定スキルのランクアップ考えないとな。
「まったくわからんな。デスペナでなくさない様にちゃんと保存しておいた方がいいんじゃないか?」
『あぁ、年末にまたアップデートがあるらしくて預かり所みたいなものが追加されるらしいんだ。
開店したら真っ先に預けに行くことにするわ』
へぇ、昨日イベント終わったばっかりなのにもう新しい情報が出てるのか。
後で俺も調べておいたほうが良いだろうな。
『洋くん?』
クラウドと話に夢中になっていると女性から声を掛けられ振り向くと知ってる顔の女性がいた。
「美雪ねぇかな?遅かったね」
時間を見るともう9時30分を回っている。
『あはは、ごめんね。つい二度寝しちゃって。えっとそっちは空君よね?おはよう』
『おおおおはようございます。みみ美雪さん!こちらでも綺麗ですね!』
空のヤツ長年の付き合いなのにいつになったら美雪ねぇ相手にテンパらなくなるんだろうな。
空の挨拶とお世辞?にフフフと笑いながら流す美雪ねぇ。…かわいそうな空。
てかハヅキも遅いな?もう一回連絡してみるか。
『ヒロさん。お待たせしました!』
連絡しようとした相手の声が聞こえたのでチャットを閉じる。
「おはようハヅキ。突然誘って悪かったな。……早速だけどこっちのメンバー紹介するぞ?
友人のクラウドと姉の……あ、ねぇちゃんのキャラ名知らねぇわ」
ハヅキは生産作業の休憩中だったから問題ないですよと微笑んでくれる。あまりの可愛さに抱きしめたくなったがそんな事をすると嫌われてしまうから我慢するんだヒロ!
『あら……。私はヒロ君の姉のスノウです。よろしくねハヅキさん?』
俺がハヅキの可愛さに悶えているうちに美雪ねぇはハヅキに挨拶していた。
美雪ねぇのキャラ名はスノウか。そういえばランキングに入ってたな。
「てことはここにいる四人は全員昨日のイベントでトップ20に入っているメンツってことだな。
俺が2位、クラウド4位、ハヅキが6位でねぇちゃんが10位だっけな」
『私はハヅキと申します。ヒロさんとは初日からの友達です。よろしくお願いします』
ハヅキを見たクラウドはなにやらニヤニヤして俺に手招きをし、耳元で
『なぁなぁ、あのハヅキちゃんヒロの好みドストライクだよな?くぉのくぉの~』
とほざくので
「ふっ、俺のハヅキを狙うやつは許さんぞ?」
と軽く交わしておいた。
「んじゃ、これで一応全員集まったし今日の予定を決めようぜ」
という言葉から始まった話し合いは20分ほど掛けて樹上の村ウッドデックの北東にある洞窟の探索をすることになった。
……まあ俺以外陸上や空中行動種族なんだし仕方ないか。
ただ、俺もハヅキもウッドデックへ行った事が無いため歩きで先に村へ向うことになった。




