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うみマニアのやりこみ冒険記  作者: ふんにゃり
 鱁(ムツ)の章
27/145

第23魚 閑話(ハヅキ視点)①

2話目(閑話)です

別の人の視点って表現難しいですね。


多分文章のつくりがおかしいと思いますが本編には関係ないので飛ばしてもらっても大丈夫です


次話は18時に投稿予約済みです。そっちもどうかと思うんですけどね。

誤字脱字ございましたら指摘いただけるとありがたいです。


11/23 18:30頃ハヅキの本名と少しの設定を追加しました。

 ハヅキ視点


 私の名前は八千草葉月といいます。

自分で言うのもどうかと思うのですが私の家はお金持ちという部類に属しております。小さい頃から合気道と代表的な外国語(英語にフランス語など)を嗜んでおりまして容姿もそう悪くは無いと思っています。


 私がこの【空と海と大地のフラグメント】というゲームのことを知ったのは同じ学校に通うイギリスで出会い留学という形でこちらに来ている友達から薦められたからです。


 その友人が言うにはこのゲームの特徴は自由度が高くPVP(プレイヤー対プレイヤー)も推奨されているということ。最初に聞いたときはPVPなんて嫌いだからやる気はなかったのですが友人のしつこい薦めにより、付き合い程度で良いならという条件で始めたのです。


 最初にキャラクターを作成する画面で自分の容姿をしたNPCが出たことには驚きましたが

ゲームという事を意識しながら前々から変えてみたいと思っていた髪の色だけを変更して作成しました。


 その他、種族選択ですが私はヒューマンを選び次にスキルの選択。

友人は魔法と趣味の料理を生かせる生産系スキルを取ると言っていましたので私もそれにあやかり

生産スキルを選ぶ時に父親が刃物の研ぎ師をしているので同じような感じのモノを…と思い鍛冶を取得

それに幾つかの魔法も取得しました。


 最後に名前を決めることになったのですが友人は長い本名を短くしてつけるといっていました。

 私の名前はいろいろと悩んだ末本名を使う事にしました。


 こうして無事キャラクターの作成が終わりログインするとそこは私が今まで感じたことの無い心地よい空間が広がっていました。しばらく待って友人とも合流しフレンド登録を済ませ友人からどういった流れで楽しめば良いかを確認し二人で一緒にチュートリアルクエストを受けました。


 私と友人の陣営は【海】を選択し陣営から指示されたクエストを消化しながらレベリングを続けました。クエスト報酬で生産用素材を取得し地道にLVをあげ、店売りより少し強いものを作れるようになるまで6時間くらいかかりました。

 そのおかげか他のプレイヤーさんから素材を分けて貰って(ナンパに似たお誘いもありましたが)

それを基に武具を作成し完成品を売る→素材買う→薬作る→売るetcを繰り返すことができました。

 武器も薬も最初ですからドンドン売れますので生産スキルもドンドン上昇します。


 なんだかんだでいつのまにか私自身がこのゲームを気に入っていたのでいつの間にか深夜0時を回っていました。町の中には既に数える程度のプレイヤーしかいないので

今日はこれ以上素材を集めることはできないだろうと思いログアウトしようとしたのですが

雑貨屋にアイテム素材を売り払おうとしている魚人っぽいプレイヤーがいることに気づき

売るつもりなら譲ってもらおうと思い『待って』とそのプレイヤーに声を掛けました。


 「どうかしましたか?」

ぎりぎり?間に合ったようで息を整えているとそのプレイヤーから声を掛けられ少しびっくりしましたが自分の言いたい事を整理して話しました。


 『あの突然ごめんなさい。私はハヅキといいまして鍛冶を主とした生産をメインに活動しているものです。本日から正式サービススタートということで狩りを終えて素材の売却に来た他のプレイヤーさんから素材を分けてもらう代わりに、武器等に加工して返すということをしてるんですけど……もしよろしければあなたの持っている素材を少しでいいので分けていただけませんか?』


 そのプレイヤーは少し考えていたようですが素材を譲ってくれるという話になり

報酬は槍と釣竿を求められました。


 受け取った素材は今日どのプレイヤーから譲ってもらったものよりも高位素材で

私に扱えるか不安だったので『何とか頑張ります』としか答えられなかった。


 そして出来上がったものを渡すという話になったときにこのプレイヤーの名前を知らないことに気づき名前を聞いたのですが

「やぁ~やぁ~我こそは魚人族のヒロであるぅぅぅ!」

と名乗りを上げていました。今までの話し方と言葉遣いが一気におかしくなった事で私はついつい笑ってしまいましたけどね。このヒロさんって

ほんとは面白い人かもと少し興味を持った瞬間でした。


 その後もヒロさんは新しい素材をたくさん持ち込んでくれたので私の生産スキルが今までに無いほどぐんぐん伸びました。試作品でも店売りより強いものができるので露店販売すると売れますしね?


 翌日はいきなりイベント開始が発表されヒロさんに誘われ

友人であるメリルも誘ってもらい

その日から共に行動することが多くなりました。

 イベント期間中にレアアイテムを取得したヒロさんに自慢されたりと

ちょっとムカッとすることもありましたが

2日目イベント終了後に別のレアアイテムをいただけたので良いとしましょうか。



 あとイベント2日目終盤のことですがイベントボスとの戦闘中に見せた水の中のヒロさんは人魚?のように優雅 (にみえた)に泳いでいた姿やボスに止めを刺したときの格好良さにしばしば見惚れてしまい

補助魔法が遅れることもありましたが無事イベントを終え私達3人は上位入賞者に選ばれました。


 一緒に行動するたびにヒロさんの姿を目で追ってしまっている自分に気づきましたが

下手な事を言ってヒロさんと仲良くなれなくなったらイヤですのでいえません。


 私達は貰った褒賞を次回集まったときにあける約束をしてログアウトしました。


……いいのがあたるといいな。

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