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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第九章 大陸の秘密
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21-4 アディとの打ち合わせ


(ホテルコンコルディアでグランチェストたちと会ったことが最初から仕組まれていたことだとしたら、どこで俺たちがシルバーフェニックスと繋がってると知ったのか、どこで俺たちの存在を知ったのかが疑問だな)


「しかし、グランチェストの娘のボディガードが二人、領主の館に残って、捕まりそうになっていた彼らの救出を助けてくれたことを考えると、グランチェスト氏は今回のことに無関係だと思うけど」考えを話すアディ。「彼らが領主の館に来たことも、娘の安否を盾にとられ、彼らをおびき寄せる手引きをしたと本人が告白してるのを組織の調査員が聞いてる」


「今、ホテルコンコルディアに滞在して、ボディガードたちが戻ってくるのを待ってるよ」


「そうなのか! 君たちはホテルの近くに滞在してるんだろう? 早く移動したほうがいいんじゃないか?」


「それは大丈夫。ホテル専属の医師と看護師がラルの診察をしてくれてるんだが、彼らが様子を教えてくれるんだ。グランチェストたちは最上階のスイートルームに閉じこもって、一切外出しないそうだ。まるで隠れるようにジッとしてると言ってた」


「両隣の領主たちの注文を聞いて娘を返してもらったのなら、すぐにこの大陸から出て国に帰るよう言われてる可能性が高いね。しかし、彼らは戻らず、ボディガードたちが戻ってくるのを待ってる。ボディガードたちは、娘たちがどこで待ってるのか、知ってるんだろうか?」


「それはわからないが、今もボディーガードたちは、領主の館にいるのか?」

「ああ、まだいるよ。負傷した彼らの護衛を頼まれたからと言って、彼らがいる部屋のガードをしてるらしい」


「なるほど。さすがはあのお嬢様のボディーガード。言いつけはしっかり守るんだ」


「でも、ボディーガードたちが戻ってくるのを待ってるのなら、ある程度負傷した彼らが回復したら、戻るようにしたほうがいいな」


「そうだな。しかし、ボディーガードたちをはじめ、グランチェストたちは、ホテルコンコルディアで会った人物がシルバーフェニックスだったことを知ってるから、これからどうするのか、行動が気になる」


「そうか。そのことも考えないといけないな。グランチェストのことを調べておくよ」アディが脇に置いてあるタブレットを取ると、入力していく。


「こちらでもグランチェスト氏のことを調べてあるから、情報を送る」


 ショウがパソコンのキーを叩くと「そうか。ありがとう」アディはタブレットをテーブルに置き「ところで、話を戻すけど、森の中にある王国への通路がある場所へ行く条件だけど、教えてもらえないか?」


「条件は知ってるが、クリアする方法はわからない」

「エッ、なぜ?」


「わからないか? 人間ではクリアすることはできないと言ってるんだ」

「アッ……」


「アディ。誰のことについて話してるんだ?」

「それは……」


「その通路は俺たち人間が通るために作られたものじゃない。彼らが行き来するために作られたものだ」

「……そう、だな」


「俺たち人間の常識で考えて、条件をクリアできることじゃないんだ」


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