34話 灼熱の祠 ボス戦闘 前編
出張が続き、また投稿が遅くなりすいません。
しかも、来週もまた出張です。
次回は3月下旬になりそうです。
【灼熱の祠 第14層】
「【居合-空蝉】」
ミスリルタートルの素材集めを始めて6日目を迎えた。平均1日、84個ずつ獲得できるまでに全員も動きが統一されてきた。そして今しがた、500個目をめでたく獲得することに成功した。
「やったぁ。これでダンジョンの素材集め終わりだよね、オラクル?」
「あぁ~、終わりだ。予定より2週間は早く終わったから、前に言ってたここのダンジョンのボスに挑戦するって約束もやってくれて構わない。その時もPTメンバーとして一緒に闘ってやるよ!」
「ありがとう。それじゃ、装備の確認と休憩を合わせて1時間後に、15層のボス部屋に行きましょう」
「「「「「了解」」」」」
【灼熱の祠 第15層 ボスの間】
―ステータス―
名称:サラマンダ―
Lv :58
種族:魔物【中級竜】
HP:20,000/20,000
MP:8,000/8,000
ATK:5,000
DEF:5,000
INT:800
SPD:1,500
~スキル~
・毒牙・毒爪(猛毒)
~魔法~
・火魔法:Lv.7
・風魔法:Lv.5
~耐性~
・火魔法:Lv.6
・風魔法:Lv.4
ミキたちの目の前に、赤々と体表に炎を纏ってこちらを睨みつけてくる巨大な蜥蜴が居る。
レッドドラゴンと違うのは、飛ばないことと、知能が低いことくらいだろうか。
だが、火魔法がLv.7は侮れない。収束系や範囲系の攻撃が多種多様に揃っているからだ。
「みんな警戒したまま、少し集まって!【水神の加護】×6。これで、良し!」
「おぉ、ミキはこんな付与魔法まで使えるのか・・・ほんと、何でもありだな」
「誉め言葉として受け取っとくよ。ハイネとオラクルが前衛でヘイトを稼ぎながら攻撃を、ヴァイスさんは遊撃でボス以外の敵が湧いた時は率先してそれを排除、セナは中衛で敵のエリア外からの攻撃とボス以外の敵が湧いたらヴァイスさん同様に率先して排除。メルルは後衛で回復と可能なら攻撃系水魔法を。私は遊撃兼回復役をします。以上、戦闘開始!」
「初撃は頂くぜ!喰らえ【氷砕撃斧】」
オラクルが氷を斧に纏わせ、サラマンダーの左前足に一撃を食らわせる。
ジュッ!
斧に纏っていた氷が一瞬で溶けて、水蒸気を化す。
サラマンダーの熱量が凄まじいため、半端な水魔法では歯が立たないようだ。
しかし、オラクルはそのまま斧を振り回し、腕っ節の力技でそのまま振り切った。
赤々と燃えている鱗の1枚に僅かだが亀裂が走った。
「チッ、俺の水魔法じゃあまり効かなさそうだな。力で押し切るしかないか。それにしても硬いな。今のでダメージあれだけかよ」
「僕はとりあえず、雷魔法で貫通力上昇と相手を麻痺させれるように立ち回りますね。僕とオラクルさんでヘイトを他の仲間に行かないように耐えましょう」
「応っ。任しときな」
「某も参る。【龍槍術-氷翠斬破】」
クリスタリア武道大会で使用した技である。しかもあれからの修行で、水魔法がLv.6からLv.7に上がっているので以前より格段に練度と、威力が向上している。
深々と先ほどオラクルが攻撃を加えた個所に、槍先が突き刺さる。
サラマンダーが痛みで咆哮しながら、ヴァイスさんに向かって尾を凄まじい勢いでスイングした。
「させませんよ」
ハイネがヴァイスさんとサラマンダーの尾の間に入り、盾で攻撃を受け止める体制をとる。
二人がアイコンタクトで会話し、自分がやるべき行動と執っている。素晴らしい。
そのままハイネはヘイトを稼ぐため、攻防一帯の態勢を強いている。
「セナ、オーダー。サラマンダーの柔らかい所。鱗の境目か、目を狙って射貫いて!」
「了解です、お姉さま。【フリージングアロー】」
セナの放った氷の矢が鱗の境目に突き刺さり、じわじわとHPを削っていく。
そろそろ私も攻撃するとしますか。
っと、刀を構えたところで、サラマンダーのその顎を大きく開いた。
【広域範囲火魔法-インフェルノ】
「【プロテクト】【シェル】」
メンバー全員に光魔法の防御魔法である
【プロテクト】:基礎防御力上昇
【シェル】:魔法防御力上昇
の、サポート魔法を付与させる。
元々、【水神の加護】を付与しているが、【インフェルノ】の威力を軽減させるために追加である。
なんと言っても【インフェルノ】は火魔法のLv.7でも高威力の魔法である。
「メルル、私以外のメンバーに広域回復魔法お願い」
「回復行きます。我が求めに答え 癒しを与えよ 【ハイヒール】」
「【二刀流-氷龍乱舞】」
ボスの間は灼熱のはずなのに、ミキの周りだけが明らかに気温が下がる。冷気と熱の境目に蒸気が上がる。そして、神速のスピードでサラマンダーに近寄ったミキの二刀の一振りが襲う。
左後ろ足が見事に切断され、切断面は凍り、切断された足は既に氷漬けになって宙を舞う。
地面に落ちた瞬間に粉々に砕け、元々の部屋の灼熱により溶け、本当に跡形もなく消えてしまった。
「おぉ~、やべぇ。ミキに負けてらんね~な、ハイネ、ヴァイスの旦那、俺らもかっこよく決めようぜ!」
「はい」
「ミキ殿ばかり、おいしい思いはさせぬよ」
サラマンダーがミキの攻撃でバランスを崩したところを、男連中が一斉に攻撃を仕掛ける。
「【連撃豪斬斧】」
「ミキさん直伝【雷斬】」
「【龍槍術-雪氷槍】」
深々と突き刺さった傷口から鮮血が飛び散る。
サラマンダーの激昂の咆哮が轟き、爪と牙で物理攻撃を仕掛けてくる。
―ステータス―
名称:サラマンダ―
Lv :58
種族:魔物【中級竜】
HP:11,658/20,000
MP:6,450/8,000
まだまだ戦闘は続きそうだ。




