表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一人百首  作者: 奈月遥
55/103

だいごじゅうししゅ いとしさを おらばやおらむ はるかぜと はるひでつむぐ きみのころもで

第五十四首

愛しさを 織らばや織らむ 春風と 春陽で紡ぐ 君の衣手


 幸せ。

 心がぽかぽかして、体も満ちてる。お腹も減らない。

 あ、いえいえ、ご飯は食べるわ。あなたといっしょに。

 この幸せをどうにかして、あなたに贈れないかしら。

 例えば、服とかにできたら、ずっと着てもらえるよね。

 でも、この幸せなぬくもりを服に織ろうと思ったら。

 いったいどんな反物なら事足りるかしら。

 このほんわかした暖かさは、そうね、春の陽が差し込んだ光をたっぷりと吸い込んだ風とかじゃないと。

 どうせなら、桜の香りで染められた風がいいわ。

 それを緯糸に、春の柔らかな日差しは経糸に絡めて。

 愛情を紡ぎましょう。

 そうして、あなたを包む衣となったら、なんて。

 そろそろ現実をみて、まずはマフラーから編んでみようかしら。


いとしさを おらばやおらむ はるかぜと はるひでつむぐ きみのころもで


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ