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要は強く有れってことでしょ?  作者: 桜忠丸
プロローグ 世界の重なり
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【常設迷宮No.1:桜街道B368】

大分奥まで潜ったなぁ。

「あと2つ階段を下りればまたボス部屋ですね」

十層ごとにボスがいる作りになっていたせいで、キャンプ張りながらかれこれ一週間近くかかっている。

「にしても、ここらじゃ後人もいねぇな」

そりゃ、ここまで降りてくる物好きもいないでしょうに。




【常設迷宮No.1:桜街道B370】


「あれ?」

扉が開いてる。

「何で扉開いてんだぁ?」

システム的に有り得ない。

有り得るとするならば

「……誰かが中にいる?」


取り敢えず覗いてみる。

そこには、弓使いと拳闘士、魔術士に侍、という編成が偏ったチームがいた。

というか、押されていた。

「ライア、ぶっ放して!!」

自身も祖先返りする。

雷影(シェイド・ライトニング)の祖先返りは、AGI、STRを二倍にする。VIT、HPを1にする。

つまり、一撃必殺。

ボスの顔面をぶん殴る。

「ヘルプ必要ですか!?」

外国人だろうが、翻訳が効くから問題ない。

アカウントの名前の横に日本以外の国旗がついているから、間違いなく外国サーバの人。

しかし

「頼みます!!」

聞こえてきたのは日本語だった。


「ライア!!」

叫びながら飛び退く。

一拍おいて、直径30メートル位の雷の円柱がのびてった。

「助太刀する!!」

侍が駆けてくる……って早い!?

間違いなくAGIカンストしてるし。

「せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

その侍の〈居合い〉スキルがクリティカルし、ボスの残りHPを削り切った。




「いやぁ、助かりました。僕はユウって言います。向こうのサーバの【クリープスナイパー】ってです」

弓使いの男が近寄ってくる。

「嵐火。【クリムゾンルーター】よ」

「風也です。【ナイツオブストーム】です」

「マーツだ。【拳打鬼神】」

鬼神って、確か10分以内にボス二体倒さなきゃ取れない称号じゃあ……。

因みに称号というのは、特定の行動で手に入る、モン〇ン見たいな奴だ。

と、ここで氷花が爆弾を落とした。

「……氷花。【ロードオブマジック】。久しぶり」


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