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【緋君鶯の神殿】
『だから話を聞いてほしかったんだ。それは火の力に反作用しているんだ。その余波に対応するために相当かたい。当たり前だ。僕の主、緋君鶯様の莫大な火の力に対抗出来るだけの力だよ?どうあがいても人間が対抗できるわけがない』
つまり壊せないと?
いや、違う。
壊せなきゃストーリーが進まない。
何か壊す手段があるに違いない。
『僕達の力でも無理。主様に力を渡せれば壊せると思うけど、僕達にそんな能力はないし、君たち人間の力じゃ濃度が薄すぎる。わかったかい?無理なんだよ』
濃度?
確かそんな魔法が……あった。
『火焔凝縮』
これならなんとかなるのか?
『……それはっ!?まだまだ全然濃度が薄すぎるけど、さっきより遥かに僕達の力に近づいてきてる』
ビンゴ!!
なら、後はこれを重ねていけば………。
『そうだね、その11000倍もあれば最低限の質は確保できるよ』
一万……
凡そ22かい繰り返せばいいのか……。
MPは……ギリギリ足りるな。
やってみよう。
『そうそう、後ちょっと』
「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ……」
言うは易し、行うは難し、か。
集中力が必要になってくるとか、聞いてないよ!?
必死に維持しながら、最後の一回をかける。
そして、無事にかかったのを確認するや否や先程の石像に放る。
見る見るうちに石像に炎が吸収されていく。
そして、石像に罅が入った。




