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要は強く有れってことでしょ?  作者: 桜忠丸
プロローグ 世界の重なり
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『パチパチ。いやぁ、お見事』

そこに、ニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべた男がいた。

『彼女等三人も決して雑魚ではないんだけどねぇ』

そう、言いながらその死体を蹴り飛ばす。

「何すか、あいつ」

嫌悪感を剥き出しにして、空地が呟く。

『まぁ、彼女等も頑張って召喚陣組んだみたいだし?有効活用しないとね?』

そういって、近くのNPCの腕を取り、その喉に十字架を突き刺した。

『……ぇ?』

悲鳴すら上げられずに死んでいくNPC。

その血を、大地が啜っていく。

『そうら、甦れ、Natithor(ナティソラ):ゴーレム』


その召喚陣――恐らくこの街全体――から、巨大な左手が突き出された。

『あれ、まだ生け贄が足りなかったか。なら』

掻き消える。

元から何もなかったように。

『もっともっと殺せばいいのか』

後ろから声が。

振り返れば、必死に殺さないよう努力して守ったNPCをひたすらに笑いながら殺す奴の姿。

そうして、すべてのNPCが死んだ後に漸く奴は名乗りを上げた。

『魔王軍攻撃部隊魔法隊副隊長のタナトスだ。よろしく、愚民共』

その後ろには、巨人が立ち構えていた。


Natithor(ナティソラ):ゴーレム、殺せ』

そう命じてタナトスは消えた。

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