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振り下ろされた片手斧をかろうじて避ける。
「空地!!前に出て!!」
「了解っす!!」
『一人だと、死にますよ?』
前に出る空地の後ろを蹴り上げる。
『がぁっ!?』
そこにいたのは、片手斧を振り下ろしてきた敵と瓜二つな敵。
「暗殺なら、負けはしない。氷花!!周りの氷、溶かして!!」
「……了解」
『おやおやぁ、皆さんお目覚めですかぁ?』
『仕方ないですねぇ、村人たちにも頼んでこの下賎な旅人に我らが神の御力をお教えさせましょうか』
『いいですなぁ、それもまた神の思し召し』
「くそっ、限りなく【虐殺】に近い【改変】系かよ!!」
『旅人様ぁ……。お許しくださいぃ……』
そう言いながら鉈を振り回しているのは、宿屋の看板娘。
『いやだぁぁ……。やめろぉ……』
これは道具屋の親父。
「……このままだと、マズい」
「わかってる。風也!!振り回せ!!」
「わかりました」
そういって剣を振るった風也。
その剣から暴風が吹き荒れる。
「死にたくなけりゃ戦え!!クエスト終わりゃ生き返る!!」
ライアが荒々しく声を猛らせる。
『私はぁ、死塞のクロノアにぃ、ごさいますぅ』
『私、狂拘のエリスです』
『私は、崩負のスバリャ』
『『『我らが神、クリーオア様にその命、奉じて奉らせなさい』』』
戦闘が始まる。




