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「skyearthは……言い辛っ!!空地はボス部屋行くのに異論はない?」
「大丈夫ですけど……」
「てか名前変えなきゃ」
「名前?」
「ギルド名。今【四色虹】だけどこれ、四人だったからなんだよね…」
「んー」
「……wiku見た?〔禁術〕持った最初のプレイヤーに《勇者》の称号貰えるんだって」
「じゃあ、ソレめざすってことで【Braver】で」
「いんじゃね?」
「ギルドタグは?」
「盾とその後ろ5本の剣を扇状に立てよ」
「それだけ?」
「剣には魔法の色五色で盾にはBraverの文字」
「いいね」
「んじゃ変更っと」
そう言って、空地に指輪を放る。
「わ、わっ、と。あざす」
「敬語いらないよ」
所変わってボス部屋の前。
「じゃあ、新入りもいることだし今回の流れを確認しよう」
「今回はお前の〔護符術〕の使い易さを確認した後、お前が倒すんだろ?」
「イエスイエース」
「え?一人でボスですか?」
「さあさあイッテミヨー!!」
「『不届』!!」
ボスの拳が不自然に止まる。
「『発:火柱』」
「『発:鈍足』」
「『不使動』!」
「『条件:敵性攻撃の認識:風璧』」
「『発:戦雷』『発:済氷』『発:砕氷』『下落』」
ボスの頭の上に雷が生まれ、凍り、凍りは砕かれツブテに、そして全てが下に落ちた。
「『不生』!!」
ボスのHPは消えた。
「最後のは即死技か?」
「一応」
「一応?」
「条件が3つある。1つ目は敵が10秒以上動かない事。2つ目は敵のHPが半分以下である事。3つ目は〔護符術〕スキルまたはそれに準ずる、つまり〔暗器〕スキル、がPSである事」
「ふーん。使い勝手悪くないか?」
「他が使い易いから大丈夫。即死なら〔短剣〕と〔暗殺〕あるし」
「マジで1人で倒したよ…」




