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要は強く有れってことでしょ?  作者: 桜忠丸
プロローグ 世界の重なり
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23/129

023




『次はAVSD、BVSE、CVSFです』



「【戦神騎影】か…」

「普通に戦えば勝てるでしょ」

「それはそうだが」


そんなことを話していたら向こうから


「うげぇ、次【四色虹】かよ」

「うん?あの、〔暗器〕とか言うクズスキル持ちがいるとこ?」

「そうそう。どうせそいつが足引っ張ってんだろ、じゃなきゃもうボス攻略なんか終わってるに決まってる」

「別に楽しむのはいいけど、そーゆー邪魔する奴はマジで死ねよな」

「パワレベさせてんだろ、そいつ?」

「そーみたいだな、じゃなきゃそんなクズスキル持ちがあんなLvまで上がんねぇよ」

「結局、何を持ってるか分かれば雑魚だからな」




………………うん。

「次、私一人で行くよ?」

「あ、あぁわかった」

「べべべ別にいいよ?」

「……あれはひどい」






「ア゛ァ!?」

「あれ、僕の見間違い?敵一人?」

「うちもそう見える」

「しかもあれ、〔暗器〕持ちじゃないか?」




「よう、クズども。私の〔暗器〕に入っているのは〔剣〕〔大剣〕〔双剣〕〔細剣〕〔投剣〕〔刀〕〔盾〕〔大鎚〕〔大鎌〕〔戦鎚(メイス)〕〔鋼糸〕〔刺突槍〕〔突撃槍〕だよ」

「お前、本当にバカか……?」

「これでお前らは勝てるんだろ?それを潰してやるよ」

そういって彼女は右肩を後ろに、手を引いて〔細剣〕を握り、左手を剣身に添えた。



『さてさて司会さん。【四色虹】は彼女一人のエントリーだよ』

『そうなのか解説さん。じゃあ始めようか』


『FIGHT!』



文字列が舞った。


私は勿論、敵も慎重になって動かない。

六人もいるのに動かないのは馬鹿のやることだと思うけど。


それに、その方がこっちとしてもやりやすい。



短く見積もっても30秒がたった。

もういいか。


「クライムデビル」

〔魔法付与〕で〔上級悪魔法:クライムデビル〕を付与する。

【クライムデビル:諸悪の権現。威力は消費したMPと比例する。】

「邪魔だ」

風と、成る。





『解説さん。解説頼みます』

『えぇと、驚かないでね?彼女、細剣にMP消費依存魔法を〔魔法付与〕、その前に始まってからずっと〔大剣〕スキルの〈溜め切り〉で威力上げて、〔突撃槍〕スキルの〈猪突激震〉で目の前の二人を一気に倒したよ』

『……はぁ?解説さん、こんなこと言っちゃ失礼だけど……あんたの〔鑑定〕、狂ってんじゃないか?』

『ま、その辺りは彼女がネタバレするでしょ。じゃなきゃチーター呼ばわりだ』




「何をした!?」

「何って、少なく見積もっても30秒チャージの〈溜め切り〉と消費MP依存の魔法を全MP使って〈付与〉、〈猪突激震〉で二人を一気に倒した。それだけ」

「そんなわけあるか!?大体、どれも〔細剣〕スキルじゃない!!」

「私が使ってるのは〔暗器〕だよ。パーフェクトすれば中のスキルの技を全て最大威力の半分でどの武器でも使えるからね」

「……は?」

「今のは[(自ATK+武器威力)×30−(敵DEF+防具防御力)]×各種補正だから…」

「ダメ計算か?」

「[(4000+500)×30−]……まぁ2000くらいか。[(4000+500)×30−2000]×0,5×0,8に(魔法威力−敵MDE)×各種補正だから(10000-2000)×0,5×0,5を足して…」

「……え?」

「53200+2000だから55200のダメージだ」


嗤う。


「さて、勝てるんだろ?勝ってみろよ、クズども」


「「「「リザイン(降参)(参った)」」」」


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